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Tag [オススメ] 2009.02.07
ギリコイ山田デイジー「ギリコイ」


どんなに好きでも
この気持ちは ぜったいにとどかないって わかってるのに…
気持ちがあふれて
止まらなくなっちゃった



■本日2巻発売で完結いたしました。
 冨永真央、中1。通学区が変わったことで、ひとりだけ同小のみんなとは違う中学に通うことになってしまう。ひとりぼっちで不安な新学期…。しかし、たまたま陸と知り合ったことで、すんなりクラスに溶け込めるように。そして気がつけば、陸とともにクラスの中心になっていた真央。陸のおかげで新しい世界が好きになった。そして、いつしか、陸自身に想いをよせるように…。しかし、彼にはとても親密な存在の女の子がいることを、ある日偶然知ってしまい…!?
 
 中学生の初恋を描いたピュアラブストーリーです。明るく優しいサッカー少年・陸に想いを寄せるも、彼には大切な存在がいることを知り、その想いを抱えたまま思い悩むヒロイン・真央。その心情描写が丁寧で、非常に読みやすいです。切ない初恋ものが好きな方にはドストライクでしょうね。
 
 全2巻。最後は少々ドラマティックになりすぎな気もしましたが、恋に恋する女の子がメインの読者なわけですから、これでいいんでしょう。こういう恋愛一本でくる作品は、どちらかというとりぼんの十八番って感じですが、なかよしでも描いてくるんですね。中学生のピュアな初恋を描いた良作。面白かったです。
 
 しかし、今の中学生はケータイを普通に持ってるんですね、思わず時代の流れを感じてしまいました。
 

【オトコ向け度:☆☆☆  】
→相手との関わり合いというよりは、いかに自分の気持ちを整理させるか、というのに比重が置かれています。そういうメンタリティは、女性よりもむしろ男性にありがち。そういう意味で、共感する部分も多いのでは。
【私的お薦め度:☆☆☆☆ 】
→繰り返しになりますが、中学生の初恋を描いた良作です。その手の話が好きな方は、読んで損はないかと。


作品DATA
■著者:山田デイジー 作者ブログ→「DAISY*DIARY
■出版社:講談社
■レーベル:講談社コミックスなかよし
■掲載誌:なかよし(2008年4月号~11月号)
■全2巻
■定価:各400円+税

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カテゴリ「なかよし」コメント (2)トラックバック(0)TOP▲
コメント

山田デイジー先生大好きですb*
感動しますよ◇+
オススメです@
From: 梨央 * 2010/04/07 23:12 * URL * [Edit] *  top↑
ギリコイの陸かっこいい
From: まんじゅう * 2012/11/23 16:41 * URL * [Edit] *  top↑

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かくかくしかじか
東村アキコ「かくかくしかじか」(1)
レビュー
東村アキコ先生が贈る、美大受験期の自伝漫画。東村アキコ作品らしい勢いの良さだけでなく、急転してのシリアスな締めなど、一冊に笑いと感動が詰め込まれた贅沢な作品。




王国の子
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2012年で一番の掘り出し物。独特の絵柄で描き出すのは、どこにでもあるような高校生の恋愛模様。けれどもそんなありふれた感情を、ゆっくりと丁寧に描くことで、なんともいえない味わい深さが生まれています。出会いから仲良くなる過程、そして恋を自覚し、葛藤する様子まで、その全てが瑞々しさに溢れていて、なんとも愛おしい。




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売れない役者が、役者仲間を亡くしたと思ったら、お次は隣に高校の同級生が越してきて、さらには何やら自分にしか見えない子どもの姿が見えるように…。どこかゆるさのある不思議なテイストのお話なのですが、いくえみ作品で実績のある「ある者の死と、残された者の感情」を描き出す類いの作品ということで、この先きっと面白くなってくることでしょう。




BEARBEAR
池ジュン子「BEAR BEAR」(1)
レビュー
高校生には到底見えないロリっ子ヒロインが好きになったのは、遊園地のクマの着ぐるみ。着ぐるみの中身は同じ学校の子で、結局付き合うことになるものの、その後も変わらず相手はクマの被り物をしているという、シュールな光景が繰り広げられます。なんとも奇妙な相手役、かつなんともかわいらしいヒロインの、初々しいやりとりに終始ニヤニヤ。




かみのすまうところ。
有永イネ「かみのすまうところ。」(1)
レビュー
期待の若手作家・有永イネ先生の初オリジナル連載作は、宮大工の世界をファンタジックに、そしてファンシーに描いた青春ストーリー。宮大工という伝統ある重厚な世界を、美少女な神様をはじめ、これでもかとポップに描き出します。かといってシリアスさがないわけではなく、コミカルとシリアスが丁度良いバランスで推移。まだ1巻のみですが、これから先の展開を大きく期待させてくれる作品です。
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