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2009.01.05
草川為「十二秘色のパレット」草川為「十二秘色のパレット」


得意なことがある今はね
たとえみんなができる事に
失敗ばかりしていても
前みたいに
めげたりしないでがんばれるの



■本日最終巻6巻発売です。
 舞台は南海の孤島オパル。そこには世界一美しい羽根を持つ鳥たちと、色彩の魔術師「パレット」が住んでいる。「パレット」は触れたものから色を奪う技「秘色」を操る特殊技能者。その能力で鳥たちの羽根から色を得て、それを石や布に移し、貴石や錦といった島の名産品へと変える。主人公のセロは、パレット養成学校の落ちこぼれ生徒。一人前のパレットになるため、今日もまた、元気一杯に奮闘中である。

 こういう作品を読めるのが花ゆめレーベルの良いところ。色を扱う職業なので、その表現をどうするのかかなり苦難したと思います。最初はちょっとわかり辛い(色の表現ね)のですが、読んでいくうちに全く気にならなくなります。明朗快活な少女と、クールなエリート先生。その二人が南の島で繰り広げるカラフルファンタジーアドベンチャーは、読んでいて非常に好感が持てます。なんというか90年代のアニメを彷彿とさせる作風なんですよね。恋愛要素もございますが、ターゲット年齢は低めですかね。それでも大人も楽しめる作品になってます。アニメ好きな方はチェックしてみては?
 
【オトコ向け度:☆☆☆  】
→90年代アニメがお好きな方にお薦め。なんというかほのぼの。
【私的お薦め度:☆☆☆  】
→読んでいて非常に気持ちが良い作品です。

作品DATA
■著者:草川為 公式サイト→「lotus position
■出版社:白泉社
■レーベル:花とゆめCOMICS
■掲載誌:LaLA DX(平成15年7月号~平成20年11月号)  
■全6巻
■定価:1~5巻;390円+税,6巻;400円+税

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かくかくしかじか
東村アキコ「かくかくしかじか」(1)
レビュー
東村アキコ先生が贈る、美大受験期の自伝漫画。東村アキコ作品らしい勢いの良さだけでなく、急転してのシリアスな締めなど、一冊に笑いと感動が詰め込まれた贅沢な作品。




王国の子
びっけ「王国の子」(1)
レビュー
稀代のストーリーテラー・びっけ先生が描く“影武者”もの。王位継承権を持つ王女の影武者に、町の芝居小屋で役者をしていた少年が選ばれるというストーリー。良く練られた背景を説明するために、1巻まるまる使うような、重みと読み応えのある一作。




シリウスと繭
小森羊仔「シリウスと繭」(1)
レビュー
2012年で一番の掘り出し物。独特の絵柄で描き出すのは、どこにでもあるような高校生の恋愛模様。けれどもそんなありふれた感情を、ゆっくりと丁寧に描くことで、なんともいえない味わい深さが生まれています。出会いから仲良くなる過程、そして恋を自覚し、葛藤する様子まで、その全てが瑞々しさに溢れていて、なんとも愛おしい。




トーチソング・エコロジー
いくえみ綾「トーチソング・エコロジー」(1)
レビュー
売れない役者が、役者仲間を亡くしたと思ったら、お次は隣に高校の同級生が越してきて、さらには何やら自分にしか見えない子どもの姿が見えるように…。どこかゆるさのある不思議なテイストのお話なのですが、いくえみ作品で実績のある「ある者の死と、残された者の感情」を描き出す類いの作品ということで、この先きっと面白くなってくることでしょう。




BEARBEAR
池ジュン子「BEAR BEAR」(1)
レビュー
高校生には到底見えないロリっ子ヒロインが好きになったのは、遊園地のクマの着ぐるみ。着ぐるみの中身は同じ学校の子で、結局付き合うことになるものの、その後も変わらず相手はクマの被り物をしているという、シュールな光景が繰り広げられます。なんとも奇妙な相手役、かつなんともかわいらしいヒロインの、初々しいやりとりに終始ニヤニヤ。




かみのすまうところ。
有永イネ「かみのすまうところ。」(1)
レビュー
期待の若手作家・有永イネ先生の初オリジナル連載作は、宮大工の世界をファンタジックに、そしてファンシーに描いた青春ストーリー。宮大工という伝統ある重厚な世界を、美少女な神様をはじめ、これでもかとポップに描き出します。かといってシリアスさがないわけではなく、コミカルとシリアスが丁度良いバランスで推移。まだ1巻のみですが、これから先の展開を大きく期待させてくれる作品です。
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