作品紹介はこちら→相原実貴「HoneyHunt」
相原実貴「Honey Hunt」(6)
なんかもう
ホントに幸せ
幸せすぎるよ
■6巻発売でございます。
仕事も軌道に乗り出したときに、Q太からまさかの公共電波を通じてのラブコールが。その後事態を収束させるために、溝呂木の判断でQ太と付き合っていることをテレビで告白したゆら。想像とは異なり、多くの視聴者から応援メッセージをもらった彼女は、そのことに大きく勇気づけられる。厳しかった溝呂木も、Q太との交際を条件付きで認めてくれた。ドラマも徐々に視聴率が伸び、幸せをいっぱいに噛み締めるゆらだったが、突然会いにきたQ太と、部屋で二人っきりになってしまい…!?
~ハルカがかつてないほどヘタレッてる件~
また一人、ヒロインが大人になっていきました…ということで、ゆらがQ太にいただかれてしまいましたよー。なんて言うと聴こえは悪いですが、ゆら自身はもうQ太にメロメロ。実に理想的な初体験だったのではないでしょうか。そしてそんな事実を知り、動揺を隠せない男が二人…そう、溝呂木さんとハルカです。5巻ラストでは、「オレの方がずっと…!」と一発かますか!?という勢いだったのですが、結局想いは伝えられず、「あんたのこともあいつのことも知ってるから…その…」とごまかす始末。またヘタレやがって!もう大好きだ!<しかもその際に思ってたことが・・・
とか、そっちのがカッコ悪いわ!さらにそのあと・・・
ハ…ハルカ…カッコ悪すぎるよ、あんた(だがそこがいい)。こんなこと、ブサイクが考えてたら…いやフツメンですら殴られるラインですよ。今を輝くトップアイドルだからこそ、辛うじて許されるし、愛らしい。なまじ今までモテたぶん、自分からアプローチするという経験が殆どなかったのでしょう。なんて初々しいんだ。ゆらも初々しいですが、ハルカもたいがいですよ。
~相変わらずQ太本線の理由~
さてそんなこと思われてるとは全く知らないゆらが選んだのは、現時点での暫定ではあるものの、最初からの本命・Q太でした。この巻でメインとして描かれるのは、Q太との交際と、父親である小野塚孝行の帰国。小野塚孝行が帰国し、Q太とのコラボをオファー。コラボはNYで行われるので、当然Q太もNYへ行くわけですが、それに関してQ太はゆらに「一緒に来てくれないか」と誘います。仕事もまだまだこれからという時に、それをすべて投げ出してNYなんてありえない…普通ならそうなりそうですが、ゆらの出した答えは「一緒にNYへ行く」でした。その理由はしごく簡単。「仕事よりも、Q太の方が私を必要としてくれているから」というもの。実際、ゆらのことが必要だともっとも強く主張しているのは、Q太です。
~ゆらの中にある、たったひとつのモノサシ~
そもそもゆらは、母親を見返すためにこの世界に入ったわけですが、さらに根本を見ると、唯一自分を認めてくれていたはずの近所のお兄ちゃんが、母親に盗られたという憤り。果ては自分を必要としてくれている人が誰もいないという絶望感があります。したがってこの動機は、その根源である「必要とされない自分」「認められない自分」というコンプレックスが解消されれば消えてしまうわけで、今回それを埋めたのがQ太だったというわけです。本来であれば仕事と恋愛は計りにはかけられないのですが、「どれだけ必要とされているか」というものさしで見た場合、話は変わってきます。「私と仕事、どっちが大事なの!?」なんて話をよく耳にしますが、それも「どれだけ必要とされているかってモノサシで計れよ!!」って前提で発せられてるのかも知れません。そんなたったひとつのモノサシで動くゆらから見ると、ゆら争奪レースでの順位は明らかにQ太>溝呂木>ハルカなわけで、ハルカはもっとゆらが必要なんだってアピールをしろよ!と。しかしどこかQ太って病的な印象を受けるんですよね。たぶん最後までくっついているなんてことはないと思いますが、果たして綻びが出るのはいつなのか…
~休載ですが、続きが楽しみ~
また6巻では、ゆらの母・白木紫の過去回想が効果的に投入されます。常に愛され選ばれてきた者(ゆら)と、常に選ばれなかった者(紫)の対比が、いいですね。こういった哀しき悪役みたいな存在、大好きなんですよ。こちらでの展開もまた、要注目です。本誌では休載中なので、7巻出るのは少々遅れそうですが、先生のTwitterなどを見ていると、活動自体はされているみたいなので、比較的早く復活してくる思われます。一時の感情に振り回されるヒロインが、これからどう痛い目を見て変わっていくのか、今から楽しみで仕方ありません(あれ、ちょっと変態っぽい?)
■購入する→Amazon
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bk1

なんかもう
ホントに幸せ
幸せすぎるよ
■6巻発売でございます。
仕事も軌道に乗り出したときに、Q太からまさかの公共電波を通じてのラブコールが。その後事態を収束させるために、溝呂木の判断でQ太と付き合っていることをテレビで告白したゆら。想像とは異なり、多くの視聴者から応援メッセージをもらった彼女は、そのことに大きく勇気づけられる。厳しかった溝呂木も、Q太との交際を条件付きで認めてくれた。ドラマも徐々に視聴率が伸び、幸せをいっぱいに噛み締めるゆらだったが、突然会いにきたQ太と、部屋で二人っきりになってしまい…!?
~ハルカがかつてないほどヘタレッてる件~
また一人、ヒロインが大人になっていきました…ということで、ゆらがQ太にいただかれてしまいましたよー。なんて言うと聴こえは悪いですが、ゆら自身はもうQ太にメロメロ。実に理想的な初体験だったのではないでしょうか。そしてそんな事実を知り、動揺を隠せない男が二人…そう、溝呂木さんとハルカです。5巻ラストでは、「オレの方がずっと…!」と一発かますか!?という勢いだったのですが、結局想いは伝えられず、「あんたのこともあいつのことも知ってるから…その…」とごまかす始末。またヘタレやがって!もう大好きだ!<しかもその際に思ってたことが・・・
自分から告るなんて
そんなカッコ悪いこと絶対できね !!
そんなカッコ悪いこと絶対できね
とか、そっちのがカッコ悪いわ!さらにそのあと・・・
だから頼むよ!!
オレを…
あんたのほうからオレを選んでくれれば
オレを…
あんたのほうからオレを選んでくれれば
ハ…ハルカ…カッコ悪すぎるよ、あんた(だがそこがいい)。こんなこと、ブサイクが考えてたら…いやフツメンですら殴られるラインですよ。今を輝くトップアイドルだからこそ、辛うじて許されるし、愛らしい。なまじ今までモテたぶん、自分からアプローチするという経験が殆どなかったのでしょう。なんて初々しいんだ。ゆらも初々しいですが、ハルカもたいがいですよ。
~相変わらずQ太本線の理由~
さてそんなこと思われてるとは全く知らないゆらが選んだのは、現時点での暫定ではあるものの、最初からの本命・Q太でした。この巻でメインとして描かれるのは、Q太との交際と、父親である小野塚孝行の帰国。小野塚孝行が帰国し、Q太とのコラボをオファー。コラボはNYで行われるので、当然Q太もNYへ行くわけですが、それに関してQ太はゆらに「一緒に来てくれないか」と誘います。仕事もまだまだこれからという時に、それをすべて投げ出してNYなんてありえない…普通ならそうなりそうですが、ゆらの出した答えは「一緒にNYへ行く」でした。その理由はしごく簡単。「仕事よりも、Q太の方が私を必要としてくれているから」というもの。実際、ゆらのことが必要だともっとも強く主張しているのは、Q太です。
~ゆらの中にある、たったひとつのモノサシ~
そもそもゆらは、母親を見返すためにこの世界に入ったわけですが、さらに根本を見ると、唯一自分を認めてくれていたはずの近所のお兄ちゃんが、母親に盗られたという憤り。果ては自分を必要としてくれている人が誰もいないという絶望感があります。したがってこの動機は、その根源である「必要とされない自分」「認められない自分」というコンプレックスが解消されれば消えてしまうわけで、今回それを埋めたのがQ太だったというわけです。本来であれば仕事と恋愛は計りにはかけられないのですが、「どれだけ必要とされているか」というものさしで見た場合、話は変わってきます。「私と仕事、どっちが大事なの!?」なんて話をよく耳にしますが、それも「どれだけ必要とされているかってモノサシで計れよ!!」って前提で発せられてるのかも知れません。そんなたったひとつのモノサシで動くゆらから見ると、ゆら争奪レースでの順位は明らかにQ太>溝呂木>ハルカなわけで、ハルカはもっとゆらが必要なんだってアピールをしろよ!と。しかしどこかQ太って病的な印象を受けるんですよね。たぶん最後までくっついているなんてことはないと思いますが、果たして綻びが出るのはいつなのか…
~休載ですが、続きが楽しみ~
また6巻では、ゆらの母・白木紫の過去回想が効果的に投入されます。常に愛され選ばれてきた者(ゆら)と、常に選ばれなかった者(紫)の対比が、いいですね。こういった哀しき悪役みたいな存在、大好きなんですよ。こちらでの展開もまた、要注目です。本誌では休載中なので、7巻出るのは少々遅れそうですが、先生のTwitterなどを見ていると、活動自体はされているみたいなので、比較的早く復活してくる思われます。一時の感情に振り回されるヒロインが、これからどう痛い目を見て変わっていくのか、今から楽しみで仕方ありません(あれ、ちょっと変態っぽい?)
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