■選出対象→今年完結した作品。1巻完結作品ももちろん含まれます。単純に私が「スゴい!」とか「面白い!」とか「良かった!」と思ったものを並べてみました。リンクをクリックすると直近のレビューに飛びます。
1.都戸利津「環状白馬線 車掌の英さん」

…今年一番感動した1巻完結作品。作品の完成度もさることながら、作者さんのこれからの作品にも期待したくなりました。漫画読みなら一度読んでおくべきだと思います。地味かもしれませんが、決して損はさせないですよ。
2.中村明日美子「曲がり角のボクら」

…BL界気鋭の作家が贈る短編集。今年の短編集のなかでは群を抜いていたように思います。さまざまなテイストで展開する話の数々は、どれも高いレベルで違った味わいをもたらしてくれる、1冊で何度もおいしい作品だったのでした。
3.草凪みずほ「NGライフ」

…9巻で完結。芹沢さんが幸せになってくれたってだけで、もう私は大満足なのですよ。ロレイウスがなんで女の転生したのかだけがずっと謎だったのですが、ブログにてロレ「楽しそうだったから」というまさかの答えが。彼らしいっちゃ彼らしいけども…。
4.藤原よしこ「恋したがりのブルー」

…6巻で完結。余裕で「恋なんかはじまらない」を超えると思っていただけに、6巻での完結は少々意外でした。とはいえ決して悪者を作らない恋物語は、この巻でも切なさと優しさ満点。どのキャラも本当に魅力に溢れていて、物語と共に鮮烈な印象を残してくれました。
5.押切蓮介「ミスミソウ」

…3巻で完結。哀しきヒロインを待っていた結末は、あまりに切なく重苦しいものでしたが、その間に視える微かな希望の光が救いとなってくれました。1~2巻のような勢いはなかったものの、しっかりと物語として完結させてきた手腕は見事。
6.衿沢世衣子「シンプルノットローファー」

…女子高の何気ない日常を、こんなにも色鮮やかに見せてくれるとは。モブキャラなんて一人もいない、全員が主役で脇役の物語。女子高の空気感がどんなものなのかは知りませんが、こんな感じだったらいいなぁ、なんて思うのです。
7.ヤマシタトモコ「Love,Hate,Love.」

…一体どれだけBL出身作家の作品が入っているのだろうか。この傾向は来年以降も続くはず。27歳処女と、56歳大学教授の恋を描いた傑作。今年隆盛を極めた枯れセンものの中でもイチオシの一作です。
8.トジツキハジメ「俺と彼女と先生の話」

…怪しげな民族研究家と、ツンデレなお嬢様。物語の魅力もさることながら、キャラクターがみなみなツボでございました。特に穿たれたいです。
9.松田円「それだけでうれしい」

…4コマの名手が、ストーリーに進出。幼なじみに報われぬ想いをよせる女性を描いたお話なのですが、4コマにあった独特の温かさと、ストーリーならではの切なさが絶妙にマッチ。この先生だからこそ描ける作品だと思いました。
10.天乃忍「片恋トライアングル」

…デビューから苦節8年。作者さんの初コミックスは、それだけ待たせただけある力作でした。片恋をフューチャーし、等身大に切なくおくる青春物語は、2巻の新キャラ登場で一気に魅力を増したように思います。片想い好きなら2巻一緒に買っておけ!
次点.香魚子「さよなら私たち」

…すでに「伯爵と妖精」のコミカライズで人気を得ている香魚子先生ですが、オリジナルはもっとスゴいですよ。少女漫画らしからぬストーリーの数々に、度肝を抜かれました。早く先生のオリジナル長編が読みたい!
■以上です。そのほとんどが1巻完結本となりましたが、どれも本当に面白い作品なので、気になった作品は是非チェックしてみてください。なんとなく白泉社の作品が多くなりましたね。あと小畑友紀「スミレはブルー」も一応今年完結だったので、入れようか迷ったのですが、さすがに入れるのはどうだろうと(笑)この他に迷った作品は以下に…
藤末さくら「あのコと一緒」
口八丁ぐりぐら「花と泳ぐ」
サトーユキエ「子供だって大人になる」
ジョージ朝倉「ピースオブケイク」
宮川匡代「天使契約」
ねむようこ「午前3時の無法地帯」
時計野はり「お兄ちゃんと一緒」
サカモトミク「愛のもとに集え」
安藤ゆき「不思議なひと」
びっけ「獏-BAKU-」
1.都戸利津「環状白馬線 車掌の英さん」

…今年一番感動した1巻完結作品。作品の完成度もさることながら、作者さんのこれからの作品にも期待したくなりました。漫画読みなら一度読んでおくべきだと思います。地味かもしれませんが、決して損はさせないですよ。
2.中村明日美子「曲がり角のボクら」

…BL界気鋭の作家が贈る短編集。今年の短編集のなかでは群を抜いていたように思います。さまざまなテイストで展開する話の数々は、どれも高いレベルで違った味わいをもたらしてくれる、1冊で何度もおいしい作品だったのでした。
3.草凪みずほ「NGライフ」

…9巻で完結。芹沢さんが幸せになってくれたってだけで、もう私は大満足なのですよ。ロレイウスがなんで女の転生したのかだけがずっと謎だったのですが、ブログにてロレ「楽しそうだったから」というまさかの答えが。彼らしいっちゃ彼らしいけども…。
4.藤原よしこ「恋したがりのブルー」

…6巻で完結。余裕で「恋なんかはじまらない」を超えると思っていただけに、6巻での完結は少々意外でした。とはいえ決して悪者を作らない恋物語は、この巻でも切なさと優しさ満点。どのキャラも本当に魅力に溢れていて、物語と共に鮮烈な印象を残してくれました。
5.押切蓮介「ミスミソウ」

…3巻で完結。哀しきヒロインを待っていた結末は、あまりに切なく重苦しいものでしたが、その間に視える微かな希望の光が救いとなってくれました。1~2巻のような勢いはなかったものの、しっかりと物語として完結させてきた手腕は見事。
6.衿沢世衣子「シンプルノットローファー」

…女子高の何気ない日常を、こんなにも色鮮やかに見せてくれるとは。モブキャラなんて一人もいない、全員が主役で脇役の物語。女子高の空気感がどんなものなのかは知りませんが、こんな感じだったらいいなぁ、なんて思うのです。
7.ヤマシタトモコ「Love,Hate,Love.」

…一体どれだけBL出身作家の作品が入っているのだろうか。この傾向は来年以降も続くはず。27歳処女と、56歳大学教授の恋を描いた傑作。今年隆盛を極めた枯れセンものの中でもイチオシの一作です。
8.トジツキハジメ「俺と彼女と先生の話」

…怪しげな民族研究家と、ツンデレなお嬢様。物語の魅力もさることながら、キャラクターがみなみなツボでございました。特に穿たれたいです。
9.松田円「それだけでうれしい」

…4コマの名手が、ストーリーに進出。幼なじみに報われぬ想いをよせる女性を描いたお話なのですが、4コマにあった独特の温かさと、ストーリーならではの切なさが絶妙にマッチ。この先生だからこそ描ける作品だと思いました。
10.天乃忍「片恋トライアングル」

…デビューから苦節8年。作者さんの初コミックスは、それだけ待たせただけある力作でした。片恋をフューチャーし、等身大に切なくおくる青春物語は、2巻の新キャラ登場で一気に魅力を増したように思います。片想い好きなら2巻一緒に買っておけ!
次点.香魚子「さよなら私たち」

…すでに「伯爵と妖精」のコミカライズで人気を得ている香魚子先生ですが、オリジナルはもっとスゴいですよ。少女漫画らしからぬストーリーの数々に、度肝を抜かれました。早く先生のオリジナル長編が読みたい!
■以上です。そのほとんどが1巻完結本となりましたが、どれも本当に面白い作品なので、気になった作品は是非チェックしてみてください。なんとなく白泉社の作品が多くなりましたね。あと小畑友紀「スミレはブルー」も一応今年完結だったので、入れようか迷ったのですが、さすがに入れるのはどうだろうと(笑)この他に迷った作品は以下に…
藤末さくら「あのコと一緒」
口八丁ぐりぐら「花と泳ぐ」
サトーユキエ「子供だって大人になる」
ジョージ朝倉「ピースオブケイク」
宮川匡代「天使契約」
ねむようこ「午前3時の無法地帯」
時計野はり「お兄ちゃんと一緒」
サカモトミク「愛のもとに集え」
安藤ゆき「不思議なひと」
びっけ「獏-BAKU-」