作品紹介→*新作レビュー* こうち楓「LOVE SO LIFE」
2巻レビュー→詩春が魅力的すぎてDHCのCM状態になっている《続刊レビュー》「LOVE SO LIFE」2巻
こうち楓「LOVE SO LIFE」(3)
大切なの…
すごく…
■3巻発売しました。
子供大好きな保育士志望の高校生・詩春は、エンジェルツインズ&優しい松永さんに囲まれ、今日も元気にベビーシッター中。今ではすっかり一緒に過ごすことが当たり前になって、詩春がいないと双子はぐずるようにすら。そんな中、夏休み明けの学校は、だんだんと文化祭の色に染まってゆく。詩春たちのクラスは、喫茶店をやることに。そして当日、松永一家が来てくれることになり喜ぶ詩春だったが、ちょっと心配なことも…
~ドラマCD化~
ドラマCD化が決定したようですね。おめでとうございます。ヒロインの詩春役は「君に届け」(→レビュー)の爽子役もつとめる能登麻美子さん、松永さん役を小野大輔さん、そして双子役を沢城みゆきさんがそれぞれ担当するようです。しかし能登さんとは意外。果たしてあの明るい雰囲気に合うのでしょうかね。発売は3/25だそうですので、気になる方はチェックしてみてはいかがでしょうか。
~季節を感じる物語構成~
さて、相変わらずハートフルなお話が続く本編ですが、帯のとある一文が気になりまして…「詩春のベビーシッター・ライフ、高1夏~秋編!」。そういえばこの作品、しっかりと時が流れているのだな、と。ヒロイン詩春と、松永一家の関係があまり変化しないので、そういった感覚があまりなかったのですが、そういえばこの作品、他にもまして季節のイベントの登場率が高いような。特に3巻は1~2巻にも増して、イベントの回収率がもの凄く高かったように思います。
~子供と過ごすということ~
関係性に大きな変化がないからこそ、こういったイベントで変化を見せる…なんて穿った見方もできますが、たぶんあまり関係ない気がします。ここから見えてくるのは、子供と一緒に過ごすと、年中行事を普通以上にたくさん体験するのだな、ということ。そういえば、私自身も保育園のときなどはことあるごとに季節のイベントにちなんだことをやっていたように思います。上記の登場したイベントでも、例えばこどもの日や梅雨、七夕などは、成人して一人暮らしの今では気にも止めずに過ぎ去っていくことが多い行事で、子供がいなければ多分しなかったのではないかな、と思います。また詩春は保育士志望で、保育所でアルバイトをしている身ですから、そういったイベントに敏感になるのは当然のこと。小さい頃は特別だったけれど、今はそうではなくなってしまった、何か大切な感覚を、この作品は少しだけ思い出させてくれるのでした。私も結婚して子供ができたら、こんな感じになるんでしょうか。そう考えると、「子供っていいなぁ」なんて思ってしまいます。
~4巻ではふたりの関係に変化が?~
松永さんと詩春の関係も、変化の兆しが見えつつあります。お互いに制約は多い身で、かつ真面目で恋愛に関しては鈍感な感じのするふたりですから、その歩み寄りは本当にゆっくり。そろそろ「恋」に気がついても良さそうですが、先に動き出すのはどっちなんだろうなぁ。今は恋の芽が出るようにと、周囲の人間が水をあげている段階。そろそろ芽生えそうな気配なので、そこは4巻に期待というところでしょうか。周りの助けがなくちゃ、ふたりが結ばれる頃には50巻ぐらいになっちゃってそうです。まあそれはそれで微笑ましくはありますけど。
■購入する→Amazon
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2巻レビュー→詩春が魅力的すぎてDHCのCM状態になっている《続刊レビュー》「LOVE SO LIFE」2巻

大切なの…
すごく…
■3巻発売しました。
子供大好きな保育士志望の高校生・詩春は、エンジェルツインズ&優しい松永さんに囲まれ、今日も元気にベビーシッター中。今ではすっかり一緒に過ごすことが当たり前になって、詩春がいないと双子はぐずるようにすら。そんな中、夏休み明けの学校は、だんだんと文化祭の色に染まってゆく。詩春たちのクラスは、喫茶店をやることに。そして当日、松永一家が来てくれることになり喜ぶ詩春だったが、ちょっと心配なことも…
~ドラマCD化~
ドラマCD化が決定したようですね。おめでとうございます。ヒロインの詩春役は「君に届け」(→レビュー)の爽子役もつとめる能登麻美子さん、松永さん役を小野大輔さん、そして双子役を沢城みゆきさんがそれぞれ担当するようです。しかし能登さんとは意外。果たしてあの明るい雰囲気に合うのでしょうかね。発売は3/25だそうですので、気になる方はチェックしてみてはいかがでしょうか。
~季節を感じる物語構成~
さて、相変わらずハートフルなお話が続く本編ですが、帯のとある一文が気になりまして…「詩春のベビーシッター・ライフ、高1夏~秋編!」。そういえばこの作品、しっかりと時が流れているのだな、と。ヒロイン詩春と、松永一家の関係があまり変化しないので、そういった感覚があまりなかったのですが、そういえばこの作品、他にもまして季節のイベントの登場率が高いような。特に3巻は1~2巻にも増して、イベントの回収率がもの凄く高かったように思います。
2話:夏休みでプール
3話:クリスマス
4話:初詣
6話:バレンタイン
8話:こどもの日
10話:梅雨
↓以下3巻
11話:七夕
12話:お盆でお墓参り
13話:夏休みでキャンプ
14話:文化祭準備
15話:文化祭
3話:クリスマス
4話:初詣
6話:バレンタイン
8話:こどもの日
10話:梅雨
↓以下3巻
11話:七夕
12話:お盆でお墓参り
13話:夏休みでキャンプ
14話:文化祭準備
15話:文化祭
~子供と過ごすということ~
関係性に大きな変化がないからこそ、こういったイベントで変化を見せる…なんて穿った見方もできますが、たぶんあまり関係ない気がします。ここから見えてくるのは、子供と一緒に過ごすと、年中行事を普通以上にたくさん体験するのだな、ということ。そういえば、私自身も保育園のときなどはことあるごとに季節のイベントにちなんだことをやっていたように思います。上記の登場したイベントでも、例えばこどもの日や梅雨、七夕などは、成人して一人暮らしの今では気にも止めずに過ぎ去っていくことが多い行事で、子供がいなければ多分しなかったのではないかな、と思います。また詩春は保育士志望で、保育所でアルバイトをしている身ですから、そういったイベントに敏感になるのは当然のこと。小さい頃は特別だったけれど、今はそうではなくなってしまった、何か大切な感覚を、この作品は少しだけ思い出させてくれるのでした。私も結婚して子供ができたら、こんな感じになるんでしょうか。そう考えると、「子供っていいなぁ」なんて思ってしまいます。
~4巻ではふたりの関係に変化が?~
松永さんと詩春の関係も、変化の兆しが見えつつあります。お互いに制約は多い身で、かつ真面目で恋愛に関しては鈍感な感じのするふたりですから、その歩み寄りは本当にゆっくり。そろそろ「恋」に気がついても良さそうですが、先に動き出すのはどっちなんだろうなぁ。今は恋の芽が出るようにと、周囲の人間が水をあげている段階。そろそろ芽生えそうな気配なので、そこは4巻に期待というところでしょうか。周りの助けがなくちゃ、ふたりが結ばれる頃には50巻ぐらいになっちゃってそうです。まあそれはそれで微笑ましくはありますけど。
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