作品紹介→
*新作レビュー*佐藤ざくり「おバカちゃん、恋語りき」2巻レビュー→
《気まぐれ続刊レビュー》佐藤ざくり「おバカちゃん、恋語りき」2巻3巻レビュー→
テンポの良さや笑いは、単純な恋愛模様すらも容易に包摂し、素敵に彩る《続刊レビュー》「おバカちゃん、恋語りき」3巻
佐藤ざくり「おバカちゃん、恋語りき」(4)
あれ?
もしかして
ゴング鳴った?■修学旅行で京都へ向かった馬鹿クラス御一行。生徒会長の陰謀で、深と相部屋にされてしまった音色は、テンパった勢いで外に飛び出してしまう。テンパリついでに野生化した音色をようやく見つけ出した深とトキオだったけど、あれ、なんだか周りを囲まれている…?そういえば、ここ西日本だよね!?西日本と言えば、音色がかつて名を馳せた古巣。ああ、そうこうしている間に、深くんが音色に恨みを持つ凶悪軍団にさらわれてしまいましたよ…!?
~もはや笑いだけが目的だ!!~ なんのためにこの作品を買ってるかだって?そんなん笑いのためにきまってんだろ!!ということで4巻発売です。更に驚くことに、5巻に続きます。まさかのスマッシュヒットですよ!いや正直ここまで続くなんて思ってなかったです。だってテンポの良さがストーリーにまで波及して、もの凄い早さで物語が展開していったじゃないですか。さらっと終わって気持ち良く終わるのかなぁなんて思ってたので、まだこの作品を楽しめるなんてホントに嬉しいです。
~今回もやりたい放題~ とはいえストーリーに関してはとうにネジが2~3本ぶっ飛んでいるわけで、今さら長期連載にフィットするようにリカバリーするなんて無理な話。もはや「ネジよ、もっと抜けろ!」と言わんばかりに、やりたい放題突っ走っています。だが、それが良い。今回は関西遠征ということで、彼女の首を狙うガラの悪い子たちが登場するのですが、とにかく暴走一途という感じで、素晴らしく酷かったです(褒め言葉)。特に新キャラの影虎、拳銃っぽい麻酔銃をぶっ放し、レプリカの日本刀を振り回すという暴れっぷり。あn…それニセモノだからOKってわけないんじゃないかなぁ…!?なんて今さらこの作品に言っても無駄だし、必要ないことなわけで。あとはもう、「ついてきたい奴だけついて来なっ!」って感じなんでしょう。
【4巻この一枚】
…模造刀を持ち出した影虎に対抗するため、深が考えだした案。
~5巻はどうなる?~ 5巻へ向けてですが、一応の目標はトキオとのキス。まだトキオとはなんにも進展していない音色。少女漫画的にはセオリー通りのオーソドックスな通過目標ですが、果たしてどのくらい逸れるのか。今から楽しみです…って舞台が学校だと意外に落ち着いてしまうかも。音色たちには、学校という枠は小さすぎるような気も。
今回は我らが虹花嬢にも少しだけ活躍の場がありました。彼女はもっと音色の側に置いてやらないと、魅力を発揮できないんですよ!小悪魔っぷりを発揮する姿もカワイイですが、何よりヒロインのことを思いやる虹花嬢がとってもかわいいのです。5巻ではもう少し活躍してくれれば嬉しいですね。それと4巻では、サブローさんの姿がほぼ見当らなかった用な気が。いましたっけ?うーむ、見返してみよう。
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