作品紹介→河原和音「青空エール」
河原和音「青空エール」(4)
今日は
天気がよくて
大介くんの白いシャツの背中が
眩しい
■4巻発売ですよー。
白翔高校野球部は、支部大会決勝に進みながら、途中出場した大介のミスで惜しくも敗退。グラウンドで立ち尽くす大介を見て、つばさは思わずスタンドからひとりトランペットを吹いてしまう。そのことで顧問からは厳しく叱られ、部員たちからも責められてしまうが、それがきっかけで、つばさは大介のことが好きであることに気がつく。一気に膨らんでいく大介への恋心。そして敗戦から立ち直ろうとする大介は…!?
~恋愛モード突入~
なんて青春なんだ、このお話。ということで4巻登場です。白翔高校は、途中出場の大介のミスによって支部大会決勝にて敗退(支部大会:面積の拾い北海道は、移動の負担が少ないように地区ブロックごとで予選を行い、その後勝ち残ったチームで決勝トーナメントを行うになっています)。その際に、トランペットを勝手に吹いたつばさは、先生をはじめ部活の面々から強く責められます。そりゃそうですよね。そしてなんちゅう勇気だと。特につばさは、先の発表会の時に自信が無くて演奏すらできなかった子ですよ。それが今回は、ひとりでしかも野球場で勝手に。先の発表会は、自分のためだけにする演奏、しかし今回は、大介のために行った演奏。彼女の想いは、それほどまでに強くなっていたということです。そしてその想いに気づき、一気に表に出てくる恋心。いよいよ恋愛モードに突入してきます。
~印象的だった、部活の先輩との関係~
4巻で印象に残ったのは、それぞれの部活の先輩との関係。今回行き着いた先は対照的に映ったつばさと大介ですが、行動の契機となったものはどちらも同じものであったように思います。
→失敗体験
大介は支部大会の決勝に出場。4番でキャッチャーという、チームの主軸中の主軸の後という重責の中、初めての公式戦。その中で彼は懸命にプレーをしますが、最後にミス。結局それが決定打となり、試合に負けてしまいます。一方のつばさも、勝手な行為とはいえトランペットを演奏、結果として顧問や部活の仲間に責められる、「失敗」を経験することになります。双方共に失敗をし、落ちたところからの再生を図っていくことになるのですが、そこで活躍するのが部活の先輩でした。
→先輩の影響
大介を励ましてくれたのは、試合中ケガで退いたキャッチャーの井出先輩。あの試合の失敗を反省するくらいなら、前に進め、野球に集中しろと、彼の持っていた野球の本などを大介に手渡します。それに発奮し、大介は高校生活のすべてを野球に懸けることを決意。寝る間も惜しんで野球のことを考え続けます。

オレ、高校生活ぜんぶ、野球に懸ける!
一方のつばさは、トランペットの演奏よりも大介への恋心をどうしたらよいか思い悩むように。そんな彼女の様子を見て、同級生のひまりが相談にのってくれたりしますが、最終的に背中を押したのは、先輩の副部長でした。ひまりに相談している時点では告白など、つき合うなど、到底考えられなかったつばさですが、副部長が野球部員とつき合っていることを聞いて、今までとは異なった考えが頭を巡るように。もしかしたら自分も…期待、期待、期待。そして気持ちが先走り、告白へ走らせる結果となりました。
どちらも失敗発信から、先輩の言葉が契機となりその後の行動を決定するというシチュエーションです。厳しい部活の場合、先輩というのはやけに神格化されたりするものなのですが、こちらの場合もまさにという感じ。親や同級生の言葉より、自分に近い立場でありながら、少しだけ多くのことを経験している先輩の言葉というのは、この上なくありがたく思えるんですよね。しかもどちらも、4番で同じポジションの先輩と、野球部員とつき合っている副部長という、自分の望む成功体験をしている二人ですから、その影響力というのは想像以上に大きなものになっていたんじゃないでしょうか。
~野球部員は利き腕の肩にバッグをかけない~
さて、恋愛モードに突入したと思ったら、一気にひとつの形が出た4巻。5巻はどういった展開になるんでしょうかねー。とりあえず大介は右肩じゃなくて左肩にバッグ掛けようぜ!そうしてる野球部員は予想以上に多いです。利き腕に負担掛けないようにってことなんですけどね、「MAJOR」の大貫スカウトが発言してから一気にそうする人が増えました(私の周りだけ?)。実際実践してる人は多いですよ、はい。今度春のセンバツの時など、注目してみてはいかがでしょうか。
■購入する→Amazon
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bk1

今日は
天気がよくて
大介くんの白いシャツの背中が
眩しい
■4巻発売ですよー。
白翔高校野球部は、支部大会決勝に進みながら、途中出場した大介のミスで惜しくも敗退。グラウンドで立ち尽くす大介を見て、つばさは思わずスタンドからひとりトランペットを吹いてしまう。そのことで顧問からは厳しく叱られ、部員たちからも責められてしまうが、それがきっかけで、つばさは大介のことが好きであることに気がつく。一気に膨らんでいく大介への恋心。そして敗戦から立ち直ろうとする大介は…!?
~恋愛モード突入~
なんて青春なんだ、このお話。ということで4巻登場です。白翔高校は、途中出場の大介のミスによって支部大会決勝にて敗退(支部大会:面積の拾い北海道は、移動の負担が少ないように地区ブロックごとで予選を行い、その後勝ち残ったチームで決勝トーナメントを行うになっています)。その際に、トランペットを勝手に吹いたつばさは、先生をはじめ部活の面々から強く責められます。そりゃそうですよね。そしてなんちゅう勇気だと。特につばさは、先の発表会の時に自信が無くて演奏すらできなかった子ですよ。それが今回は、ひとりでしかも野球場で勝手に。先の発表会は、自分のためだけにする演奏、しかし今回は、大介のために行った演奏。彼女の想いは、それほどまでに強くなっていたということです。そしてその想いに気づき、一気に表に出てくる恋心。いよいよ恋愛モードに突入してきます。
~印象的だった、部活の先輩との関係~
4巻で印象に残ったのは、それぞれの部活の先輩との関係。今回行き着いた先は対照的に映ったつばさと大介ですが、行動の契機となったものはどちらも同じものであったように思います。
→失敗体験
大介は支部大会の決勝に出場。4番でキャッチャーという、チームの主軸中の主軸の後という重責の中、初めての公式戦。その中で彼は懸命にプレーをしますが、最後にミス。結局それが決定打となり、試合に負けてしまいます。一方のつばさも、勝手な行為とはいえトランペットを演奏、結果として顧問や部活の仲間に責められる、「失敗」を経験することになります。双方共に失敗をし、落ちたところからの再生を図っていくことになるのですが、そこで活躍するのが部活の先輩でした。
→先輩の影響
大介を励ましてくれたのは、試合中ケガで退いたキャッチャーの井出先輩。あの試合の失敗を反省するくらいなら、前に進め、野球に集中しろと、彼の持っていた野球の本などを大介に手渡します。それに発奮し、大介は高校生活のすべてを野球に懸けることを決意。寝る間も惜しんで野球のことを考え続けます。

オレ、高校生活ぜんぶ、野球に懸ける!
一方のつばさは、トランペットの演奏よりも大介への恋心をどうしたらよいか思い悩むように。そんな彼女の様子を見て、同級生のひまりが相談にのってくれたりしますが、最終的に背中を押したのは、先輩の副部長でした。ひまりに相談している時点では告白など、つき合うなど、到底考えられなかったつばさですが、副部長が野球部員とつき合っていることを聞いて、今までとは異なった考えが頭を巡るように。もしかしたら自分も…期待、期待、期待。そして気持ちが先走り、告白へ走らせる結果となりました。
どちらも失敗発信から、先輩の言葉が契機となりその後の行動を決定するというシチュエーションです。厳しい部活の場合、先輩というのはやけに神格化されたりするものなのですが、こちらの場合もまさにという感じ。親や同級生の言葉より、自分に近い立場でありながら、少しだけ多くのことを経験している先輩の言葉というのは、この上なくありがたく思えるんですよね。しかもどちらも、4番で同じポジションの先輩と、野球部員とつき合っている副部長という、自分の望む成功体験をしている二人ですから、その影響力というのは想像以上に大きなものになっていたんじゃないでしょうか。
~野球部員は利き腕の肩にバッグをかけない~
さて、恋愛モードに突入したと思ったら、一気にひとつの形が出た4巻。5巻はどういった展開になるんでしょうかねー。とりあえず大介は右肩じゃなくて左肩にバッグ掛けようぜ!そうしてる野球部員は予想以上に多いです。利き腕に負担掛けないようにってことなんですけどね、「MAJOR」の大貫スカウトが発言してから一気にそうする人が増えました(私の周りだけ?)。実際実践してる人は多いですよ、はい。今度春のセンバツの時など、注目してみてはいかがでしょうか。
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