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Tag [続刊レビュー] 2010.03.08
作品紹介→有川浩/弓きいろ「図書館戦争LOVE&WAR-」
4巻レビュー→「笠原は俺が育てた」…明らかになる堂上の想いとは《続刊レビュー》「図書館戦争LOVE&WAR」4巻


1102884155.jpg有川浩/弓きいろ「図書館戦争LOVE&WAR」(5)


気づいてる?
私 最初に失恋した頃のあなたの歳に追いついてるのよ
気づく気は…ある?



■5巻発売です。
 防衛員の大反対の両親が職場見学に来た郁。特殊部隊所属であることを、周りのみんなの協力を得ながら隠し続けたまま業務に励むが、いつバレるかと内心ドキドキ。またその後、小牧教官の幼なじみで難聴の少女・毬江が図書館を訪れる。一目で、小牧に恋をしていることがわかるが、当の小牧教官は…?
 

~モブ郎をさがせ!~
 いきなりですが、あごひげモブ郎とは
モブ郎0
…2巻オマケページにてその存在が明らかにされたモブキャラ。図書特殊部隊員の男で、密かに郁(の脚)に想いをよせているらしい。作者曰く、各回1度は登場させるのが縛りになりつつあるとのことで、しばしば背景にその身を忍ばせている。簡単に言えば、「図書館戦争-LOVE&WAR-」のウォーリーである。類似のキャラとしては、「スパイラル」の太陽先生や、宇佐美真紀作品のメガネのおっさんなどが挙げられる。
 
 今回はそんな背景キャラ・あごひげモブ郎を、全力で探してみました。特徴はあごひげオンリー。というわけで、あごひげモブ郎の隠れている場所を晒す=「ウォーリーを探せ!」でウォーリーに丸をつける並のネタバレをしますので、ここから先は自己責任でお願いしますよー。

 
INDEX.1
モブ郎
▷17ページ1コマ目、まん中。
初登場は恐らくこれではないかと思われるが、顔が描かれていないので定かではない。

INDEX.2
▷登場しておらず。見落としかも。
 
INDEX.3
図書戦争1
▷107ページ1コマ目、郁の後ろ。
顔出しでガッツリ映ったのはこれが初。真面目くんである。
 
▷120ページ3コマ目、「おおっ」と驚く右から2番目。 
▷123ページ1コマ目、郁と手塚がバチッと火花を散らす、その火花の下。
▷125ページ4コマ目、隊列の2番目。
▷142ページ3コマ目、左端で腹を抱えて笑っているところ。
 
INDEX.4
▷登場せず。見落としかも。
 
INDEX.5(以下2巻)
▷5ページ3コマ目、左下。
 
INDEX.6
▷登場せず。見落としかも。
 
INDEX.7
▷登場せず。見落としかも。
 
INDEX.8
▷116ページ2コマ目、右端柴崎のフキダシの影。
 
INDEX.9
▷159ページ1コマ目、左下。

モブ郎2
▷168ページ3コマ目、右端「至・男風呂」の矢印の先。
素晴らしい溶け込み方。 

INDEX.10(以下3巻)
▷5ページ2コマ目、郁の後ろ右端。
 
INDEX.11
▷登場せず。見落としかも。
 
INDEX.12
▷82ページ4コマ目、郁のフキダシ横、左上に着席。

INDEX.13
▷106ページ5コマ目、左端。
 
INDEX.14
▷147ページ6コマ目、左端。
▷148ページ4コマ目、銃口の影に隠れた右端。

INDEX.15(以下4巻)
▷8ページ5コマ目、「ざわ…」要員右端。
▷38ページ4コマ目、「堂上!」というフキダシの上。
 
INDEX.16
モブ郎3
▷75ページ、突入部隊の前から4番目。
戦うモブ郎はカッコいい。
 
INDEX.17
▷98ページ2コマ目、右端ビールジョッキを携えて。
▷100ページ2コマ目、堂上の左。
▷110ページ3コマ目、左上。
 
INDEX.18
▷143ページ5ページ、郁の父と堂上の間。
 
INDEX.19
▷登場せず。見落としかも。
 
INDEX.20(以下5巻)
▷27ページ4コマ目、手塚の後ろ。
 
INDEX.21
▷69ページ1コマ目、メディア良化委員会の左端の横。
 
INDEX.22
モブ郎5
▷82ページ6コマ目、左端。
微小。どうやらこれはコミックス化の際に先生が描き足されたみたいです。
 
INDEX.23
▷110ページ4コマ目、堂上の後ろ。
 
特別編.1
▷138ページ7コマ目、郁のケータイ写メの中。
 
特別編.2
▷159ページ3コマ目、稲嶺司令の後ろ。
 
 
 以上が私の見つけたあごひげモブ郎です。結構見落としあるんじゃないかとも思うのですが、どうなんでしょう。答えは弓きいろ先生のみ知っているという。


~本編についても書かなくては~
 そういえば内容に全く触れていませんでした。今回は長めの特別編が収録されているため、そこまで物語に進展はなかったかな、と。いやでも小牧教官は男を見せましたね。左耳がわずかに聞こえる彼女を思いやり、基本的には左側もしくは視界に完全に入る位置に立ちコミュニケーションをとっているという。ちなみに本作に登場した小説「レインツリーの国」は、実際に出版されている作品です。「図書館戦争」のこのストーリーが元となり、生まれたそうなのですが、こちらも評価高めですね。こういった計らいはファンは嬉しいだろうなぁ。


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