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Tag [オススメ] 2009.02.13
東京アリス稚野鳥子「東京アリス」


わたしの愛 情熱 人生の生きがい
それは   
お買い物!



■4巻発売です。
 ヒロイン・有栖川ふうは、デザイン会社に勤める26歳。恋愛よりもなによりも、夢中なものはお買い物。そんな彼女を慕うのが、東大卒のエリート上司・奥園慎二。機会を窺っては、それとなくふうにアプローチするも、彼女は気づいていない様子。ふうには中学のときからつるんでいるくされ縁の友達が3人いる。心療内科医のエリートながら、ずっと内に秘めた想いを溜め込んでいる桜川理央。結婚相手は東大卒と決められている、青山のお屋敷育ちのお嬢さま円城寺さゆり。駆け出しの少女漫画家で、ミュージシャン志望のフリーターと付き合っている羽田みずほ。現代に迷いし4人のアリスたちの、進む先にあるものとは?
 
 若さと社会のしがらみの中で揺れる、26歳の4人の女たちの恋愛事情を描いた作品になっております。恋愛ものではあるのだけど、女同士の友情もカバー。10年くらい前のドラマにありそうな作風ですが、それが良いところでもあります。一応本筋はふうと奥園さんの恋愛に関してなんですが、サイドを彩る友人3人のストーリーがなかなか魅力的。言葉で言い表しにくいけれど、良いよね、こういう作品。しかしお買い物をアクセントとして効かせるつもりが、結果的に足を引っ張る形になっているような気がしないでもない。
 
 社会人を描きながらも、中身はきっちり少女マンガ。ガシッと心掴まれるわけではないんだけど、気がつけば読み入っている。不思議な魅力のある作品。「クローバー」の焼き直しと言われたらそれまでなんですが。


【オトコ向け度:☆    】
→男性に向く要素はあるのだろうか。
【私的お薦め度:☆☆☆☆ 】
→高い安定感。読みやすいです。


作品DATA
■著者:稚野鳥子
■出版社:講談社
■レーベル:講談社コミックスKiss
■掲載誌:Kiss(2005年No.21~連載中)
■既刊4巻

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かくかくしかじか
東村アキコ「かくかくしかじか」(1)
レビュー
東村アキコ先生が贈る、美大受験期の自伝漫画。東村アキコ作品らしい勢いの良さだけでなく、急転してのシリアスな締めなど、一冊に笑いと感動が詰め込まれた贅沢な作品。




王国の子
びっけ「王国の子」(1)
レビュー
稀代のストーリーテラー・びっけ先生が描く“影武者”もの。王位継承権を持つ王女の影武者に、町の芝居小屋で役者をしていた少年が選ばれるというストーリー。良く練られた背景を説明するために、1巻まるまる使うような、重みと読み応えのある一作。




シリウスと繭
小森羊仔「シリウスと繭」(1)
レビュー
2012年で一番の掘り出し物。独特の絵柄で描き出すのは、どこにでもあるような高校生の恋愛模様。けれどもそんなありふれた感情を、ゆっくりと丁寧に描くことで、なんともいえない味わい深さが生まれています。出会いから仲良くなる過程、そして恋を自覚し、葛藤する様子まで、その全てが瑞々しさに溢れていて、なんとも愛おしい。




トーチソング・エコロジー
いくえみ綾「トーチソング・エコロジー」(1)
レビュー
売れない役者が、役者仲間を亡くしたと思ったら、お次は隣に高校の同級生が越してきて、さらには何やら自分にしか見えない子どもの姿が見えるように…。どこかゆるさのある不思議なテイストのお話なのですが、いくえみ作品で実績のある「ある者の死と、残された者の感情」を描き出す類いの作品ということで、この先きっと面白くなってくることでしょう。




BEARBEAR
池ジュン子「BEAR BEAR」(1)
レビュー
高校生には到底見えないロリっ子ヒロインが好きになったのは、遊園地のクマの着ぐるみ。着ぐるみの中身は同じ学校の子で、結局付き合うことになるものの、その後も変わらず相手はクマの被り物をしているという、シュールな光景が繰り広げられます。なんとも奇妙な相手役、かつなんともかわいらしいヒロインの、初々しいやりとりに終始ニヤニヤ。




かみのすまうところ。
有永イネ「かみのすまうところ。」(1)
レビュー
期待の若手作家・有永イネ先生の初オリジナル連載作は、宮大工の世界をファンタジックに、そしてファンシーに描いた青春ストーリー。宮大工という伝統ある重厚な世界を、美少女な神様をはじめ、これでもかとポップに描き出します。かといってシリアスさがないわけではなく、コミカルとシリアスが丁度良いバランスで推移。まだ1巻のみですが、これから先の展開を大きく期待させてくれる作品です。
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