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Tag [続刊レビュー] 2010.04.10
作品紹介→ *新作レビュー*中嶋ゆか「わらってヒミコさん」
2巻レビュー→かわいいライバルの登場と、素敵な脇役・深司について少々…《続刊レビュー》「わらってヒミコさん」2巻



中嶋ゆか中嶋ゆか「わらってヒミコさん」(3)


今度はオレががんばるって決めたから
もー逃げない!



■3巻発売、完結しました。
 悠に想いを告げたものの、フラレてしまったヒミコさん。けれどそう簡単に「スキ」という気持ちは消すことができず、未だに気持ちを引きずったままでいた。そんな傷心の彼女を励ましたのは、友達の深司。そして、もう一度恋をがんばろうと決めたヒミコさんだったけど、ライバルの風香は相変わらず手強く、悠ともギクシャクしたまま…。果たしてヒミコさんの恋の行く末は…!?


~完結しました~
 完結です。ちゅちゅ休刊とともに完結に至りましたが、もっと見たかったような気も。しかしラストは本当に良かった。最後まで読んで、「このタイミングでのラストが一番だったんだろうな」という想いに包まれました。


~ヒミコさんだからこそ許される告白~
 3巻で特に印象に残ったのは、好きだという気持ちを自覚し、それぞれ想いを伝えようと決意したあとのこのシーン…


わらってヒミコさん私のこと好きなの…!?

 
 ヒミコさんからの告白。最近の少女漫画はヒロインから告白するというパターンが定着してきていますが(「自分の想いを伝えてこそ」という部分があるのだと勝手に解釈しています)、こういう形での告白は珍しいな、と。「私のこと好きなの?」ですよ。普通だったら、たとえそれが本当だとしても「何言ってんだお前」みたいな空気になりかねません。風香がやったらとんでもなく鼻につきますよ。また普通の子がやったとしても、恥ずかしいし不格好だし、どこか滑稽ですらあります。けれどこの告白、ヒミコさんがやるとなんだかとってもしっくりくるというか、素敵に映りませんかね?これ以上ないってくらい、ヒミコさんらしいというか。これは、はじめから特異な存在として認知されているからこそ成立する、至高の告白なんじゃないでしょうか。すなわり、不器用で色モノの彼女だけに許された特権。色モノキャラだからこそ許される告白というものの良さを、この作品を通して改めて知ることができたように思います。


~しっかりと将来を提示してくれるラスト~ 
 ラストについても語りたいのですが、ここまでいくと完全なネタバレになってしまうので我慢します。とりあえず、先を各々に想像させる終わりかたももちろん素敵なのですが、二人の将来を一つの形として提示してくれるというのは、前者にはない安心感のようなものが感じられて大好きなんです…ということですよ。最初から最後まで、少女漫画として駆け抜けたこの作品に拍手をおくりたいですね。本当に素敵な作品をありがとうございました!


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かくかくしかじか
東村アキコ「かくかくしかじか」(1)
レビュー
東村アキコ先生が贈る、美大受験期の自伝漫画。東村アキコ作品らしい勢いの良さだけでなく、急転してのシリアスな締めなど、一冊に笑いと感動が詰め込まれた贅沢な作品。




王国の子
びっけ「王国の子」(1)
レビュー
稀代のストーリーテラー・びっけ先生が描く“影武者”もの。王位継承権を持つ王女の影武者に、町の芝居小屋で役者をしていた少年が選ばれるというストーリー。良く練られた背景を説明するために、1巻まるまる使うような、重みと読み応えのある一作。




シリウスと繭
小森羊仔「シリウスと繭」(1)
レビュー
2012年で一番の掘り出し物。独特の絵柄で描き出すのは、どこにでもあるような高校生の恋愛模様。けれどもそんなありふれた感情を、ゆっくりと丁寧に描くことで、なんともいえない味わい深さが生まれています。出会いから仲良くなる過程、そして恋を自覚し、葛藤する様子まで、その全てが瑞々しさに溢れていて、なんとも愛おしい。




トーチソング・エコロジー
いくえみ綾「トーチソング・エコロジー」(1)
レビュー
売れない役者が、役者仲間を亡くしたと思ったら、お次は隣に高校の同級生が越してきて、さらには何やら自分にしか見えない子どもの姿が見えるように…。どこかゆるさのある不思議なテイストのお話なのですが、いくえみ作品で実績のある「ある者の死と、残された者の感情」を描き出す類いの作品ということで、この先きっと面白くなってくることでしょう。




BEARBEAR
池ジュン子「BEAR BEAR」(1)
レビュー
高校生には到底見えないロリっ子ヒロインが好きになったのは、遊園地のクマの着ぐるみ。着ぐるみの中身は同じ学校の子で、結局付き合うことになるものの、その後も変わらず相手はクマの被り物をしているという、シュールな光景が繰り広げられます。なんとも奇妙な相手役、かつなんともかわいらしいヒロインの、初々しいやりとりに終始ニヤニヤ。




かみのすまうところ。
有永イネ「かみのすまうところ。」(1)
レビュー
期待の若手作家・有永イネ先生の初オリジナル連載作は、宮大工の世界をファンタジックに、そしてファンシーに描いた青春ストーリー。宮大工という伝統ある重厚な世界を、美少女な神様をはじめ、これでもかとポップに描き出します。かといってシリアスさがないわけではなく、コミカルとシリアスが丁度良いバランスで推移。まだ1巻のみですが、これから先の展開を大きく期待させてくれる作品です。
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