このエントリーをはてなブックマークに追加
--.--.--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
カテゴリスポンサー広告||TOP▲
このエントリーをはてなブックマークに追加
Tag [続刊レビュー] 2010.04.12
作品紹介→*新作レビュー*桃雪琴梨「ミリオンガール」



1102894182.jpg桃雪琴梨「ミリオンガール」(2)


大切なのはまず
自分を信じることなのではないでしょうか



■2巻発売しました。
 第一回敗戦者・桂人を救うこととひきかえに、雨音から、第二回戦「裏切り者ゲーム」でクイーン・晶と対戦することになった幸。相手は「ミリオンガール」に最も近いとされる最強のプレイヤー。そう易々と倒せる相手ではない。それどころか、軽く捻り潰されてしまう可能性もある。そんな状況の幸だったが、更なる苦難が。ゲームで使用されるカードには、幸から去っていった友達の姿が。裏切り者、友達…。幸の心を惑わすゲームの罠とは…!?


~いきなりボスキャラと~
 1巻レビュー時に、借金1億なのに1回戦の賞金が100万円とか、これからどうやって賞金をアップさせていくのだろう…と考えていたのですが、いきなり2回戦で最強のプレイヤーと対戦ですよ!(笑)ステップアップしすぎだろうという気もするのですが、きっと何かしらのプランがあってこそ、ここは対戦に集中してゲームを楽しむことと致しましょう。


~裏切り者ゲーム~
 今回のゲームは「裏切り者ゲーム」。本家(とか言うとまた語弊があるけど)「ライアーゲーム」に登場していたとしたら、どんなチームゲームになるのだろう…?なんて思わせる名前のこのゲーム、意外にも1対1の個人戦で行われます。お互いに3種類のカードを持ち、挑戦者側の3枚は“友達”、王者側の3枚は“裏切り者”という状態に。その後カードの交換をくりかえし、再び3枚が揃ったときに、自分が裏切り者を持っているか否かを当てるというゲーム。詳しいルール説明は割愛しますが、高確率で裏切り者がまざっている確率が高いというこのゲーム。ヒロインはその構造に気づけるのか、そして気がついたあとにどう対処していくのか、さらには対戦相手が繰り出す策略の数々をどう切り抜けて、反撃して行くかが見所になります。低年齢向けの割には、結構複雑な説明がされていて、「やるな…」と唸ったのですが、これ読者はついていけてるんでしょうか。ちょっとその辺の感想も聞きたかったり。


~ゲーム戦略ではなく、話運びに上手さが光った~
 ゲームだけでなく、その他の要素をいかに混ぜていくかがポイント。その中で、3種類のカードを幸の友達で表すというのは実に上手いなぁと思いました。正直ルール説明された時には状況が掴めていなかったのですが、これによって一気にイメージしやすくなりました。また友達と裏切り者という名称が、ヒロインの考え方にも影響を及ぼし、さらに最後はそこに絡めて逆転への道筋を見つけるという徹底っぷり。ゲーム的にはそこまで面白みがなかった(つまらなかったというわけではなく、同じ系統の作品と比較するとという意味で)のですが、こういう話の運び方は御見事と言いたいところ。戦略ではなく、友情や恋愛のウェイトを大きくするというのは、連載誌的に考えても納得。


~意外と早めに完結?~
 どうも次巻予告を見ると、次でヒロインは賞金1億円をかけてミリオンガールに挑戦するみたいです。えー、もうラストかよー、ということで、恐らく4巻、下手したら3巻で完結ということもあるかもしれません。もっと様々な対戦を見てみたかったのですが、やはりこれだけのストーリーを作り上げるというのはなかなか大変なのかもしれません。ここは粛々と、3巻を待ちましょう。


■購入する→Amazon

カテゴリ「なかよし」コメント (0)トラックバック(0)TOP▲
コメント


管理者にだけ表示を許可する

この記事にトラックバック
検索フォーム
最新記事
カテゴリ
タグカテゴリ
月別アーカイブ
リンク
プロフィール

Author:いづき
20代男、Macユーザー。野球はヤクルト、NBAはマジックが好きです。

文章のご依頼など、大事なお話は下記メールアドレスへお願い致します。


■Twitter
@k_iduki

■Mail
k.iduki1791@gmail.com
※クリックでメール作成
RSSフィード
▽最新記事のRSSを購読

a_m.jpg
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

Power Push
2012年オススメはコチラ→2012年オススメ作品集


かくかくしかじか
東村アキコ「かくかくしかじか」(1)
レビュー
東村アキコ先生が贈る、美大受験期の自伝漫画。東村アキコ作品らしい勢いの良さだけでなく、急転してのシリアスな締めなど、一冊に笑いと感動が詰め込まれた贅沢な作品。




王国の子
びっけ「王国の子」(1)
レビュー
稀代のストーリーテラー・びっけ先生が描く“影武者”もの。王位継承権を持つ王女の影武者に、町の芝居小屋で役者をしていた少年が選ばれるというストーリー。良く練られた背景を説明するために、1巻まるまる使うような、重みと読み応えのある一作。




シリウスと繭
小森羊仔「シリウスと繭」(1)
レビュー
2012年で一番の掘り出し物。独特の絵柄で描き出すのは、どこにでもあるような高校生の恋愛模様。けれどもそんなありふれた感情を、ゆっくりと丁寧に描くことで、なんともいえない味わい深さが生まれています。出会いから仲良くなる過程、そして恋を自覚し、葛藤する様子まで、その全てが瑞々しさに溢れていて、なんとも愛おしい。




トーチソング・エコロジー
いくえみ綾「トーチソング・エコロジー」(1)
レビュー
売れない役者が、役者仲間を亡くしたと思ったら、お次は隣に高校の同級生が越してきて、さらには何やら自分にしか見えない子どもの姿が見えるように…。どこかゆるさのある不思議なテイストのお話なのですが、いくえみ作品で実績のある「ある者の死と、残された者の感情」を描き出す類いの作品ということで、この先きっと面白くなってくることでしょう。




BEARBEAR
池ジュン子「BEAR BEAR」(1)
レビュー
高校生には到底見えないロリっ子ヒロインが好きになったのは、遊園地のクマの着ぐるみ。着ぐるみの中身は同じ学校の子で、結局付き合うことになるものの、その後も変わらず相手はクマの被り物をしているという、シュールな光景が繰り広げられます。なんとも奇妙な相手役、かつなんともかわいらしいヒロインの、初々しいやりとりに終始ニヤニヤ。




かみのすまうところ。
有永イネ「かみのすまうところ。」(1)
レビュー
期待の若手作家・有永イネ先生の初オリジナル連載作は、宮大工の世界をファンタジックに、そしてファンシーに描いた青春ストーリー。宮大工という伝統ある重厚な世界を、美少女な神様をはじめ、これでもかとポップに描き出します。かといってシリアスさがないわけではなく、コミカルとシリアスが丁度良いバランスで推移。まだ1巻のみですが、これから先の展開を大きく期待させてくれる作品です。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。