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Tag [続刊レビュー] 2010.04.15
作品紹介→岩本ナオ「町でうわさの天狗の子」
4巻レビュー→《気まぐれ続刊レビュー》岩本ナオ「町でうわさの天狗の子」4巻
5巻レビュー→やっぱり赤沢さんが気になる《続刊レビュー》「町でうわさの天狗の子」5巻



1102894230.jpg岩本ナオ「町でうわさの天狗の子」(6)


あたしはずっと
ずっと
気にしてたんだ
あのときから…



■6巻発売しました。
 ようやく瞬ちゃんが京都旅行から戻ってきた。だが、瞬ちゃんのいない間に、石鎚山五郎坊(栄介くん)のいる四国へ、初詣に行く約束をしてしまった秋姫は、そのことを瞬ちゃんに話してちょっぴり気まずい雰囲気に。また、季節は冬。クリスマスに始まり、初詣にバレンタインと、ウキウキのイベント盛りだくさん。“ほんとの恋”さがしに夢中な女の子たちの想いは、どこに向かっていくのやら…!?
 

~イベント満載で何も起こらぬはずが無い~
 小学館漫画賞受賞後の新刊ということで、書店でのプッシュもすごかったように思います。というわけで、6巻発売でございますよ。今回は、冬のイベントを盛り込みながらのストーリー展開。瞬ちゃん帰還から、クラス別でのクリスマス会に、四国への初詣、そして冬休みを挟んでのバレンタイン。もう何も起こらないわけが無いんですよ。だってこれ、ど真ん中の少女漫画なんですからね!?


~おもいきれない想い~
 正直途中で失速した感じもしていたんですが、ここにきてグングン面白くなってます。恐らくこれからもっと面白くなるはず。私がどうしてそう感じるのか少し考えてみたのですが、恐らくそれは岩本先生が描く「恋を育てている過程」が個人的に好きだからかな、と。もちろんタケルくんとつき合っているときも面白かったのですが、それだけだとお腹がすくわということで、秋姫よりもむしろ「好き」を育てる赤沢さんの動向が楽しみだったり。それが今は、気づいてみたらみんな同じ立ち位置にいます。秋姫は瞬ちゃんに、赤沢さんは三郎坊に、そして緑ちゃんは先輩に、それぞれおもいきれない想いを抱えているという状況。全力でまっすぐに「好き」と思うことさえためらわれる、なんとももどかしい想いです。そして岩本先生は、そんな微妙すぎる距離感の恋愛模様を描き出すのが抜群に上手いのですよ。もうね、緑ちゃんといい秋姫といい。そして最後には赤沢さんのあのシーンですよ。どうしようもない想いを、語りかけるように並べたあのモノローグが、本当に切なかった。あー全部持っていかれた。


~赤沢さんと紅葉の違い~
 ということで、相変わらず赤沢さんが素敵なわけですが、かわいらしさでは恐らく赤沢さんにも引けを取らないであろう存在が本作にいることを覚えておいででしょうか。それが、京都の鞍馬天狗の娘・紅葉ちゃんです。秋姫と同じ天狗の子でありながら、その容姿は全く異なりとってもかわいらしい彼女。作中でも多少モテているようですが、読者の感想を聞くとあまり人気が無い模様。水星さんもヤマカムさんも断然赤沢さん推しですし、プリン味サワーの10さんは緑ちゃん推し。確かに秋姫から瞬ちゃんを奪ってしまいそうな勢いですし、何より色々と幸せそうな所が鼻にかかるのでしょうか。それにしても赤沢さんとは全然違うな…なんて思っていたら、この二人の人気の違いの理由を表したような1コマを発見…


天狗の子6-1
ショートパンツとスカート


 真冬のスケートという状況を考えると、どちらも違和感のある格好。でもこの二つじゃ全然違うんですよ!赤沢さんのスカートは、どこか奥ゆかしさというか、制約のある中での頑張りを感じられてとっても微笑ましいのですが、紅葉のショートパンツはなんか、なんかえげつないというかあからさまというか、とにかくそんなような感覚を受けて素直に受け取れないんですよ。もちろんひいき目たっぷりですので、気のせいだといわれたらそれまでなのですが、この感覚をわかってくれる男性は少なからずいるんじゃないかな、と勝手に思っています。いや、そもそもそんな感情しか与えられないように描かれてしまっている紅葉が可哀想なのか。よし、7巻では紅葉の魅力を考えてみようじゃないか!いつの間にか呼び捨てになっていたことに気づきつつ、レビューを締めたいと思います。ではでは… 


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かくかくしかじか
東村アキコ「かくかくしかじか」(1)
レビュー
東村アキコ先生が贈る、美大受験期の自伝漫画。東村アキコ作品らしい勢いの良さだけでなく、急転してのシリアスな締めなど、一冊に笑いと感動が詰め込まれた贅沢な作品。




王国の子
びっけ「王国の子」(1)
レビュー
稀代のストーリーテラー・びっけ先生が描く“影武者”もの。王位継承権を持つ王女の影武者に、町の芝居小屋で役者をしていた少年が選ばれるというストーリー。良く練られた背景を説明するために、1巻まるまる使うような、重みと読み応えのある一作。




シリウスと繭
小森羊仔「シリウスと繭」(1)
レビュー
2012年で一番の掘り出し物。独特の絵柄で描き出すのは、どこにでもあるような高校生の恋愛模様。けれどもそんなありふれた感情を、ゆっくりと丁寧に描くことで、なんともいえない味わい深さが生まれています。出会いから仲良くなる過程、そして恋を自覚し、葛藤する様子まで、その全てが瑞々しさに溢れていて、なんとも愛おしい。




トーチソング・エコロジー
いくえみ綾「トーチソング・エコロジー」(1)
レビュー
売れない役者が、役者仲間を亡くしたと思ったら、お次は隣に高校の同級生が越してきて、さらには何やら自分にしか見えない子どもの姿が見えるように…。どこかゆるさのある不思議なテイストのお話なのですが、いくえみ作品で実績のある「ある者の死と、残された者の感情」を描き出す類いの作品ということで、この先きっと面白くなってくることでしょう。




BEARBEAR
池ジュン子「BEAR BEAR」(1)
レビュー
高校生には到底見えないロリっ子ヒロインが好きになったのは、遊園地のクマの着ぐるみ。着ぐるみの中身は同じ学校の子で、結局付き合うことになるものの、その後も変わらず相手はクマの被り物をしているという、シュールな光景が繰り広げられます。なんとも奇妙な相手役、かつなんともかわいらしいヒロインの、初々しいやりとりに終始ニヤニヤ。




かみのすまうところ。
有永イネ「かみのすまうところ。」(1)
レビュー
期待の若手作家・有永イネ先生の初オリジナル連載作は、宮大工の世界をファンタジックに、そしてファンシーに描いた青春ストーリー。宮大工という伝統ある重厚な世界を、美少女な神様をはじめ、これでもかとポップに描き出します。かといってシリアスさがないわけではなく、コミカルとシリアスが丁度良いバランスで推移。まだ1巻のみですが、これから先の展開を大きく期待させてくれる作品です。
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