作品紹介→宮坂香帆「僕達は知ってしまった」
7巻レビュー→魅力再考…したかった《続刊レビュー》宮坂香帆「僕達は知ってしまった」
8巻レビュー→兄貴に全部持ってかれた《続刊レビュー》「僕達は知ってしまった」8巻
宮坂香帆「僕達は知ってしまった」(9)
こんな小さなことだけれど
運命なんて思っちゃダメかな…
■9巻発売しました。
別れた後も、お互い気になることりと雪斗。バイト先が一緒になり、微妙な距離を保ちつつ、仕事をこなす日々。そんなところに、以前ことりに告白してきた設楽までもがバイトとしてやってきた。設楽の再アプローチに困惑することりの頭には、いつも雪斗のことが。そしてそんな二人を見て、やきもきを募らせる雪斗。そんな中、バイト先のみんなで夏祭りに行く事に。一体そこで、何が起こる!?
~もう9巻なのに…~
もう9巻ですか。次で10巻ですよ。その割に、あまり進展していないような気がする二人。だってちょっと進んでも、またすぐ戻っちゃうんですもの。なんて、9巻にてついに別れてしまった2人。しかしその後のやりとりを見ている感じ、「どうせすぐくっつくんでしょ?」とか思ってました。しかし、しかしですよ奥さん。9巻ではよりが戻りませんでした…。意外や意外、しかも決してダレることなく、ニヤニヤしてしまう展開だったんだから驚きです。この2人、安易にくっつかせるよりも、くっつくかくっつかないかぐらいでフラフラさせておいた方が俄然輝く気がしました。
~雪斗のキャラ変化~
そういえば9巻を読んでいて、ひとつ認識を改めなければいけない場面が。それが、設楽くんに迫られ、ことりが困惑するシーンなのですが、なんだか女性慣れしている様子の設楽くんに対し思ったことが…
えっ、雪斗っていつの間にか女の子慣れしていないキャラになっていたんですか?てか最初からそうだったんですか?確かに恋人としての雪斗は、どうにもことりとの距離の取り方を計りかねており、カッコ悪い姿を散々見せているダメキャラでした。しかしそこに至るまで、出会いから接近の過程に関しては、結構強引な感じで、どちらかというと女の子慣れしている印象があったんですよね。だって普通見知らぬ女の子に、話しかけてからかった挙げ句、チュッパチャプスとか渡したりとか絶対にしませんよ?そうか!あのときの雪斗は、きっと別人だったんだ!そうだ、そうに違いない。だってあんな挑発的な態度を取る男の子が、こんなカッコ悪くなるはずないですもん。

お前も危険だ。
焦れば焦るほどにかわいく面白くなってきている雪斗さん…1巻のときの余裕はどこへ行ってしまったんや…。なんて個人的には断然こちらのほうが好みなので、このままヘタレ街道を突っ走ってもらいたいと思います。不器用でカッコ悪い、けれども憎めなくて微笑ましい、そんなポジションでの理想像が、この2人なのですよ。間の悪さやタイミングの悪さを、愛おしいものに変換してしまう魅力が、この2人にはあると思います。だからこそ、もっともっと背伸びしてずっこけて!
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7巻レビュー→魅力再考…したかった《続刊レビュー》宮坂香帆「僕達は知ってしまった」
8巻レビュー→兄貴に全部持ってかれた《続刊レビュー》「僕達は知ってしまった」8巻

こんな小さなことだけれど
運命なんて思っちゃダメかな…
■9巻発売しました。
別れた後も、お互い気になることりと雪斗。バイト先が一緒になり、微妙な距離を保ちつつ、仕事をこなす日々。そんなところに、以前ことりに告白してきた設楽までもがバイトとしてやってきた。設楽の再アプローチに困惑することりの頭には、いつも雪斗のことが。そしてそんな二人を見て、やきもきを募らせる雪斗。そんな中、バイト先のみんなで夏祭りに行く事に。一体そこで、何が起こる!?
~もう9巻なのに…~
もう9巻ですか。次で10巻ですよ。その割に、あまり進展していないような気がする二人。だってちょっと進んでも、またすぐ戻っちゃうんですもの。なんて、9巻にてついに別れてしまった2人。しかしその後のやりとりを見ている感じ、「どうせすぐくっつくんでしょ?」とか思ってました。しかし、しかしですよ奥さん。9巻ではよりが戻りませんでした…。意外や意外、しかも決してダレることなく、ニヤニヤしてしまう展開だったんだから驚きです。この2人、安易にくっつかせるよりも、くっつくかくっつかないかぐらいでフラフラさせておいた方が俄然輝く気がしました。
~雪斗のキャラ変化~
そういえば9巻を読んでいて、ひとつ認識を改めなければいけない場面が。それが、設楽くんに迫られ、ことりが困惑するシーンなのですが、なんだか女性慣れしている様子の設楽くんに対し思ったことが…
結構女の子慣れしてる?
雪斗とは違う
雪斗とは違う
えっ、雪斗っていつの間にか女の子慣れしていないキャラになっていたんですか?てか最初からそうだったんですか?確かに恋人としての雪斗は、どうにもことりとの距離の取り方を計りかねており、カッコ悪い姿を散々見せているダメキャラでした。しかしそこに至るまで、出会いから接近の過程に関しては、結構強引な感じで、どちらかというと女の子慣れしている印象があったんですよね。だって普通見知らぬ女の子に、話しかけてからかった挙げ句、チュッパチャプスとか渡したりとか絶対にしませんよ?そうか!あのときの雪斗は、きっと別人だったんだ!そうだ、そうに違いない。だってあんな挑発的な態度を取る男の子が、こんなカッコ悪くなるはずないですもん。

お前も危険だ。
焦れば焦るほどにかわいく面白くなってきている雪斗さん…1巻のときの余裕はどこへ行ってしまったんや…。なんて個人的には断然こちらのほうが好みなので、このままヘタレ街道を突っ走ってもらいたいと思います。不器用でカッコ悪い、けれども憎めなくて微笑ましい、そんなポジションでの理想像が、この2人なのですよ。間の悪さやタイミングの悪さを、愛おしいものに変換してしまう魅力が、この2人にはあると思います。だからこそ、もっともっと背伸びしてずっこけて!
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