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Tag [続刊レビュー] 2010.05.06
作品紹介→田中メカ「キスよりも早く」
6巻レビュー→「おかわり!」なのか「お変わり!」なのか 《続刊レビュー》 「キスよりも早く」6巻
関連作品レビュー→*新作レビュー*田中メカ「7月の魔法使い」



1102894741.jpg田中メカ「キスよりも早く」(7)


心変わりなんてさせない
一生…



■高校3年になり、進路も見えてきた文乃。結婚一周年が近づいたある日、文乃は先生から記念にとディナークルーズに誘われる。これまでキスすらしたことがなかった文乃は、おもいきって初キスを狙う作戦に!大胆に初キスを迫る文乃に、先生の理性は崩壊寸前!!そしてついに…!?また先生の高校時代も明かされる、必見の7巻、開幕です!

 まだ1年経ってなかったんですね。漫画の世界の時間の進行はとっても遅いです。そんな二人にちょっとした動きが…!ということで、今回は文乃の方からキスを迫ります。しかも結構大胆に迫りますよ!なんて、それは読んでのお楽しみですがよくまぁキス手前で踏ん張るなぁ、と。


~タイトルに縛られているからこそ…~
 この作品のタイトルは「キスよりも早く」ということで、キス(というかキスしないこと)がひとつのゴールとして掲げられていると言えなくもありません。これは「君に届け」(→レビュー)も一緒です。そこに辿り着くと、また新たに目標設定せねばならなくなり、同時にそれまでのアイデンティティを壊すということにもなります。故に「君に届け」のこれからの動向には注目なのですが、こちらの踏ん張りにもまた注目ですよ。とにかくキス未満で、あれでもかこれでもかと試行錯誤してくるのです。ストーリー的には確かにマンネリ化している部分は否定できませんが、部分部分でのそういった試行錯誤を抜き出して注視してみると、面白いんですよ、これが。
 

~着エロ的展開~
 キスはしないとかいいつつも、唇と唇がダメってだけで、ほっぺたやおでこ、手のひらなんかは頻発します。そして今回の目玉となったのは、ガラスごしのキス。こう来ましたか…。なんてもうキスじゃん!これキスじゃん!と。このギリギリまで頑張るけど、決して一線は越えないというのは、昨今の着エロみたいだなぁ、とちょいと下世話なことを考えてしまったのでした。


~プラトニックなラインのほうが、工夫があるぶん面白い~
 この後ご紹介する予定の「純愛ステーション」もそうだったのですが、キスというのがひとつのラインになっているのでしょうか。そして小学館では、これがセックスに置き換わる感じ。どちらもその手前のラインで、あれこれ試行錯誤しています。よりプラトニックなラインの方が、そこに微かにあるエロやドキドキをいかに引き出すかという工夫の跡が見られて好きですね。だからこそ、さらに手前の手を繫ぐとかハグとかでなんか色々やる少女漫画が出て来ないかなぁ、とか思ったり。いや、きっとあるのでしょうが、私アンテナ低いもので。さて、7巻の内容にほぼ触れることなく終わったのですが(笑)まぁ大丈夫ですよ、6巻読み飛ばしてても、7巻読み飛ばしてても(←×)。楽しみ方ひとつで、また違った面白さが見えてくるってもんです。


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2012年で一番の掘り出し物。独特の絵柄で描き出すのは、どこにでもあるような高校生の恋愛模様。けれどもそんなありふれた感情を、ゆっくりと丁寧に描くことで、なんともいえない味わい深さが生まれています。出会いから仲良くなる過程、そして恋を自覚し、葛藤する様子まで、その全てが瑞々しさに溢れていて、なんとも愛おしい。




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かみのすまうところ。
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期待の若手作家・有永イネ先生の初オリジナル連載作は、宮大工の世界をファンタジックに、そしてファンシーに描いた青春ストーリー。宮大工という伝統ある重厚な世界を、美少女な神様をはじめ、これでもかとポップに描き出します。かといってシリアスさがないわけではなく、コミカルとシリアスが丁度良いバランスで推移。まだ1巻のみですが、これから先の展開を大きく期待させてくれる作品です。