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Tag [新作レビュー] 2009.02.20
キャリアこぎつねきんのまち石井まゆみ「キャリアこぎつねきんのまち」


いつか童子が
過去と向き合わなくてはならなくなった時のために
私は全て覚えていよう
目をそらさずに



■「キャリアこぎつねきんのもり」の続編です。
 キャリアウーマンの早歩が、ひょんなことから、キツネのお面を覆った童子こと緋和子と同居することに。最初はぎこちなかったふたりだが、徐々に心を開き、気がつけばかけがえのない存在に。お面を取って素顔も見せるようになった童子。今度は小学校のお受験に挑戦!?凸凹コンビのハートフルライフは、まだまだ続きます!

 キャリアウーマンで、子育てとは無縁だった早歩と、キツネのお面を覆った緋和子の生活を描いたハートフルストーリーです。童子こと緋和子は、両親の事故死がきっかけで心を閉ざすように。代わりに曾祖母が育てるものの、亡くなってしまう。その曾祖母の遺言として遺されたのが、2か月以内に緋和子の心を開いた者(条件はいくつかある)に、遺産2億円を相続するというもの。結果緋和子は親戚の家々をたらい回しにされる。そうしてたどり着いたのが、早歩の所。
 
 前回までは、いかにお互い心を開くか、というところが中心でしたが、続編の今回は一歩進んだ内容。さらに絆を深めるふたりに加え、今回はずっとサポートしてきた弁護士の十川さんが深く絡んでくる模様。なるほど、こうやって進展させてきますか。
 
 続編ということで、この作品から読むことはオススメしません。一応ここから読んでも大丈夫なようには出来ていますが、他の続編ものに比べてフォローは少なめ。突拍子もない設定の作品だと思われるかもしれませんが、描いているのは素朴な内容。NHKの夜ドラで好まれそうな作風です。実際「ロッカーのハナコさん」はドラマ化されていますしね。


【オトコ向け度:☆☆   】
→キャリアウーマンのヒロインが、子育てを通して自分自身も成長していくという内容。女性向けだとは思いますが、ハートフルな作品が好きな方には合うと思います。
【私的お薦め度:☆☆☆  】
→これ単体ではこれまで。ただシリーズ通しては面白いので、興味を持たれた方は、ぜひ「きんのもり」を手に取ってみてください。


作品DATA
■著者:石井まゆみ
■出版社:集英社
■レーベル:クイーンズコミックスコーラス
■掲載誌:コーラス(2008年9月号~連載中)
■既刊1巻(シリーズ6巻目)
■定価:410円+税

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かくかくしかじか
東村アキコ「かくかくしかじか」(1)
レビュー
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王国の子
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2012年で一番の掘り出し物。独特の絵柄で描き出すのは、どこにでもあるような高校生の恋愛模様。けれどもそんなありふれた感情を、ゆっくりと丁寧に描くことで、なんともいえない味わい深さが生まれています。出会いから仲良くなる過程、そして恋を自覚し、葛藤する様子まで、その全てが瑞々しさに溢れていて、なんとも愛おしい。




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BEARBEAR
池ジュン子「BEAR BEAR」(1)
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かみのすまうところ。
有永イネ「かみのすまうところ。」(1)
レビュー
期待の若手作家・有永イネ先生の初オリジナル連載作は、宮大工の世界をファンタジックに、そしてファンシーに描いた青春ストーリー。宮大工という伝統ある重厚な世界を、美少女な神様をはじめ、これでもかとポップに描き出します。かといってシリアスさがないわけではなく、コミカルとシリアスが丁度良いバランスで推移。まだ1巻のみですが、これから先の展開を大きく期待させてくれる作品です。
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