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Tag [オススメ] 2010.07.04
■昨年もやりました、上半期のオススメ新作をまとめるという記事。昨年は順位付けをして、一応上位2作が新作として、「このマンガがすごい!2010」のオンナ編にキレイにランクインしたのですが、まぁアレは出来過ぎだったような気も。
 で、今年は順位付けではなく、タイプ別に分けてお送りします。甲乙付けがたかったのと、よりガイドとして使いやすく、ということを考えて。特にオススメの作品には、赤い星→を付けておきますので、目安としてください。リンク先は各レビュー記事です。ではではどうぞ…



【イチオシ枠】
河内遙「夏雪ランデブー」1巻
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…どこにジャンル分けするか悩んだのですが、結局単独で。今年上半期の新作の中でもイチオシの作品でございます。目つきの悪いフリーター青年と、花屋を営む年上の未亡人、そしてその旦那の幽霊が織り成す、奇妙な三角関係。かなり奇抜な設定なのですが、その物語のテンションと展開から、ストンと腑に落ちてしまう不思議な味わいがある一作。



【よくばりファンタジー枠】
草川為「八潮と三雲」1巻
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…舞台は、9つの命を持ち、残りの命数に応じた名前を与えられた猫が暮らす、「九生の猫」社会。そんな九生の猫である美少女・三雲と、名前取り立て屋の青年・八潮のコンビが繰り広げる、痛快ファンタジーです。アクションあり、コメディあり、そしてもちろんトキメキあり…独自色の強い設定をすんなり受け入れさせてしまうのは、他の普遍的な要素でしっかりと楽しませているから。白泉社ではこれがイチオシ。



木々「天然王子の宝石箱」1巻
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…こんなタイトルと表紙ですが、意外にも日常を舞台にしたローファンタジーですよ。ごく普通の青年が、ある日ひょんなことから宝石の声が聞こえるようになってしまうというお話。ファンラジー部分は無くもない展開なのですが、かけ合いがあまりに軽妙で、読んでいて非常に楽しい気分になる作品です。



【ラブコメ枠】
小村あゆみ「うそつきリリィ」1巻
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…ここ最近猛威を振るっている女装男子(男の娘)。少女漫画でも、事あるごとに女装男子が登場するようになっているのですが、中でも破壊力抜群だったのがこちら。男嫌い&女好きが度を超して、ついに自ら女の子の格好をするようになった少年と、そんな彼に告白されたごく普通の女子高生という異色カップルが描き出す、爆走&爆笑なめくるめく毎日。掲載誌のマーガレットらしい、現実を舞台に非現実な設定で展開する、テンポの良い作品となっています。


村崎翠「緋色王子」1巻
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…なんだか“王子”が多いような気が…王子枠作った方が良かったでしょうか。こちら、現代風に進化したゆるゆるの草食系吸血鬼・岡本くんと、ツンツンなエクソシストの末裔・マナが繰り広げる、学園ラブコメディ。平和主義者な岡本くんもさることながら、ヒロイン・マナのツンツンな感じと、いちいち大げさなリアクションがメチャクチャかわいらしいのです。気軽な気持ちで読むと○。



【愛しさと切なさと心強さと枠】
奈々巻かなこ「港町猫町」
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…気まぐれで、他人との付き合いが苦手、けれども人一倍寂しがりやな、魔女と猫。舞台となるのは、坂の多い港町。そこに暮らす一人ぼっちの女は“魔女”と呼ばれ、そんな彼女たちに猫たちは、少年の姿に化けて彼女たちの相手をするのです。似た者同士が寄り添いあい、癒されあいながら生きるその様子を、読切り形式で描いていく、ときに切なく、そして温かいストーリー。


羅川真里茂「朝がまた来るから」
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…「しゃにむにGO」「赤ちゃんと僕」の名手・羅川真里茂が贈る、珠玉の短編集。テーマとして描かれるのは“罪”。テーマは同じも、収録されている三作は全て毛色が異なっており、一冊で何度も違う味が楽しめます。そしてどれも出来が良い。帯にある、「どこまでも切なく、たまらなく優しい」という言葉は、決してはったりではありません。



【秀逸読切り集枠】
渡辺ペコ「ペコセトラ」
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…目下売り出し中の作家・渡辺ペコの作品を目一杯詰め込んだ一作。日常を切り取ったような作品が多く、決して派手さは無いものの、だからこその味わい深さがそこにある。952円という価格ながら、その厚さを考えれば、どう考えてもお得。下手な大判コミック買うより全然良いですよ。


アルコ「終電車」
syuudennsya
…ドラマ化もされた「ヤスコとケンジ」をはじめ、個性派キャラに不思議要素ミックスでおくる作風というイメージが強いアルコ先生が描いた、シリアスストーリー。そのギャップも相まってか、すごい衝撃でした。こんなガチ作品を描けるなんて。そしてその感動を台無しにする、最後の別読切りがまたスゴい。一冊で二度の衝撃を受けることになるとは…アルコ先生すごい!



【女性向け?枠】
押切蓮介「椿鬼」1巻
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…レーベル的には女性向けも、作者さん的にも作品の雰囲気的にも微妙なところだったのでこちらで。山と人間という対立構造の中に生きる、一人のマタギの少女を描いたお話。大量の血が流れ、絶望と狂気に包まれる状況下にあっても、決して汚れることなくそこにある太腿が、とにかく眩しい。あ、太腿漫画ではなく、ホラーアクションですからね、はい。



 以上10作品でした。なんだか少女マンガ紹介をメインにしているのに、恋愛テーマの純正少女漫画が全然ない気が…。いや、本当は切ない恋枠として、天乃忍「夏のかけら」藤原よしこ「だから恋とよばないで」を入れようかと思っていたのですが、数の制限をかけた結果泣く泣く削ったという。この二つもオススメなので、切ない恋が好きだという方は、是非ともチェックを。

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かくかくしかじか
東村アキコ「かくかくしかじか」(1)
レビュー
東村アキコ先生が贈る、美大受験期の自伝漫画。東村アキコ作品らしい勢いの良さだけでなく、急転してのシリアスな締めなど、一冊に笑いと感動が詰め込まれた贅沢な作品。




王国の子
びっけ「王国の子」(1)
レビュー
稀代のストーリーテラー・びっけ先生が描く“影武者”もの。王位継承権を持つ王女の影武者に、町の芝居小屋で役者をしていた少年が選ばれるというストーリー。良く練られた背景を説明するために、1巻まるまる使うような、重みと読み応えのある一作。




シリウスと繭
小森羊仔「シリウスと繭」(1)
レビュー
2012年で一番の掘り出し物。独特の絵柄で描き出すのは、どこにでもあるような高校生の恋愛模様。けれどもそんなありふれた感情を、ゆっくりと丁寧に描くことで、なんともいえない味わい深さが生まれています。出会いから仲良くなる過程、そして恋を自覚し、葛藤する様子まで、その全てが瑞々しさに溢れていて、なんとも愛おしい。




トーチソング・エコロジー
いくえみ綾「トーチソング・エコロジー」(1)
レビュー
売れない役者が、役者仲間を亡くしたと思ったら、お次は隣に高校の同級生が越してきて、さらには何やら自分にしか見えない子どもの姿が見えるように…。どこかゆるさのある不思議なテイストのお話なのですが、いくえみ作品で実績のある「ある者の死と、残された者の感情」を描き出す類いの作品ということで、この先きっと面白くなってくることでしょう。




BEARBEAR
池ジュン子「BEAR BEAR」(1)
レビュー
高校生には到底見えないロリっ子ヒロインが好きになったのは、遊園地のクマの着ぐるみ。着ぐるみの中身は同じ学校の子で、結局付き合うことになるものの、その後も変わらず相手はクマの被り物をしているという、シュールな光景が繰り広げられます。なんとも奇妙な相手役、かつなんともかわいらしいヒロインの、初々しいやりとりに終始ニヤニヤ。




かみのすまうところ。
有永イネ「かみのすまうところ。」(1)
レビュー
期待の若手作家・有永イネ先生の初オリジナル連載作は、宮大工の世界をファンタジックに、そしてファンシーに描いた青春ストーリー。宮大工という伝統ある重厚な世界を、美少女な神様をはじめ、これでもかとポップに描き出します。かといってシリアスさがないわけではなく、コミカルとシリアスが丁度良いバランスで推移。まだ1巻のみですが、これから先の展開を大きく期待させてくれる作品です。
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