このエントリーをはてなブックマークに追加
--.--.--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
カテゴリスポンサー広告||TOP▲
このエントリーをはてなブックマークに追加
Tag [新作レビュー] [4コマ] 2010.07.09
1102940575.jpgいくえみ綾「そろえてちょうだい?」(1)


いやあなんだか
かわいさのあまり
お尻の穴にも指突っ込みたくなりますねっ



■人気少女漫画家・いくえみ綾の、初4コマ!家で猫は飼っているけれど、お年寄り猫なのと、怒りっぽいのとで、なんとなく猫不足だった…。そんなある日、ふらっと訪れたペットショップにて、どうにも不細工なスコティッシュフォールドを発見。その日は帰ったものの、血統書付きとは思えないような雑種感に、何をしてても頭の中はその猫のことでいっぱいに。そしてついに…買ってしまいました。ブンと名付けられたその猫は、ぐんぐん成長。その奔放さと危なっかしさに、目の離せない日々を送ることになるのでした…

 「潔く柔く」(→レビュー)などで知られるいくえみ綾先生の、エッセイ4コマ。描かれるのは、飼い猫との愉快な日常でございます。視点はもちろん、いくえみ綾先生。そして登場する猫は、表紙の猫・ブンに、おばあさん猫・マメ、そしてブンの後にファミリー入りしたビビリ猫・きなこの三匹。主にいくえみ綾先生とブンについて描かれ、それに関連するように、同居している母であるとか、他の2匹の猫であるとか、他に飼っている1匹の犬だとか、旦那さんが作中に登場してきます。いくえみ先生の作品のあとがきもそうなのですが、基本的にややテンション高めの語り口。しかしそれが、ブンのドジでバカで可愛らしい側面を引き立ているような気も。


そろえてちょうだい
これはあるある。しかも猫さまですから、不用意に動かしたりしたらめっちゃ怒りそう。


 漫画家さんらしく、作中に「ハチクロ」の羽海野チカ先生が登場。「あれ、友達だったんだ!」と意外に感じたのですが、そういえば、お二人とも集英社で描かれておりますし、何かと出会うチャンスはあったのでしょうか。ちなみに羽海野先生の飼っている猫もブンちゃんといい、こちらのブンちゃんと同じく、ペットショップで売れ残っていたところを先生に保護されたという、見事なシチュエーション被り。こんな偶然ってあるんですねー。
 
 作中ではかなりデフォルメされて描かれているブンちゃん。写真を見ると、確かに可愛いとは言えないものの、猫らしい容姿(猫なのに変な表現…)をしています。けれどこのデフォルメが、いい味になって効いてくる。まんまるな目が、何も考えていなさそうな、能天気な性格を想起させ、描かれるブンちゃんの行動が納得いきまくりで驚きます。実際ここまでじゃないんだろう?なんて思いつつも、描き方・煽り方が巧いから、読めば素直に受け入れてしまいます。文章量も多めで、わりかしお得感もあり。猫好き、いくえみ先生好き(いくえみ作品ではなく)であれば、チェックしておいて良い作品だと思われます。とりあえず猫縛りのあとがきがずっと続く感じだと思っていただければ。


【男性へのガイド】
→愉快な猫話。この手の作品は女性受けのほうがしそうではあるものの、男性にとって読みづらいかと言えばそうではなく、割と普通に読めるんじゃなかろうかと思います。動物コメディ好きなら。
【私的お薦め度:☆☆☆  】
→いくえみ綾先生の他の作品とは切り離して読んでおいた方が良いか。「あとがきがずっと」というのは結構内容を端的に表せていると思うので、ああいったノリがお好きな方は。猫エッセイは他にあまり作品を読んだことがないので、比較した上でのオススメとかはちょっと…。


■作者他作品レビュー
いくえみ綾「いとしのニーナ」


作品DATA
■著者:いくえみ綾
■出版社:祥伝社
■レーベル:フィールコミックス
■掲載誌:FEEL YOUNG(2008年8月号~)
■既刊1巻
■価格:781円+税


■購入する→Amazonbk1

カテゴリ「フィール・ヤング」コメント (0)トラックバック(0)TOP▲
コメント


管理者にだけ表示を許可する

この記事にトラックバック
検索フォーム
最新記事
カテゴリ
タグカテゴリ
月別アーカイブ
リンク
プロフィール

Author:いづき
20代男、Macユーザー。野球はヤクルト、NBAはマジックが好きです。

文章のご依頼など、大事なお話は下記メールアドレスへお願い致します。


■Twitter
@k_iduki

■Mail
k.iduki1791@gmail.com
※クリックでメール作成
RSSフィード
▽最新記事のRSSを購読

a_m.jpg
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

Power Push
2012年オススメはコチラ→2012年オススメ作品集


かくかくしかじか
東村アキコ「かくかくしかじか」(1)
レビュー
東村アキコ先生が贈る、美大受験期の自伝漫画。東村アキコ作品らしい勢いの良さだけでなく、急転してのシリアスな締めなど、一冊に笑いと感動が詰め込まれた贅沢な作品。




王国の子
びっけ「王国の子」(1)
レビュー
稀代のストーリーテラー・びっけ先生が描く“影武者”もの。王位継承権を持つ王女の影武者に、町の芝居小屋で役者をしていた少年が選ばれるというストーリー。良く練られた背景を説明するために、1巻まるまる使うような、重みと読み応えのある一作。




シリウスと繭
小森羊仔「シリウスと繭」(1)
レビュー
2012年で一番の掘り出し物。独特の絵柄で描き出すのは、どこにでもあるような高校生の恋愛模様。けれどもそんなありふれた感情を、ゆっくりと丁寧に描くことで、なんともいえない味わい深さが生まれています。出会いから仲良くなる過程、そして恋を自覚し、葛藤する様子まで、その全てが瑞々しさに溢れていて、なんとも愛おしい。




トーチソング・エコロジー
いくえみ綾「トーチソング・エコロジー」(1)
レビュー
売れない役者が、役者仲間を亡くしたと思ったら、お次は隣に高校の同級生が越してきて、さらには何やら自分にしか見えない子どもの姿が見えるように…。どこかゆるさのある不思議なテイストのお話なのですが、いくえみ作品で実績のある「ある者の死と、残された者の感情」を描き出す類いの作品ということで、この先きっと面白くなってくることでしょう。




BEARBEAR
池ジュン子「BEAR BEAR」(1)
レビュー
高校生には到底見えないロリっ子ヒロインが好きになったのは、遊園地のクマの着ぐるみ。着ぐるみの中身は同じ学校の子で、結局付き合うことになるものの、その後も変わらず相手はクマの被り物をしているという、シュールな光景が繰り広げられます。なんとも奇妙な相手役、かつなんともかわいらしいヒロインの、初々しいやりとりに終始ニヤニヤ。




かみのすまうところ。
有永イネ「かみのすまうところ。」(1)
レビュー
期待の若手作家・有永イネ先生の初オリジナル連載作は、宮大工の世界をファンタジックに、そしてファンシーに描いた青春ストーリー。宮大工という伝統ある重厚な世界を、美少女な神様をはじめ、これでもかとポップに描き出します。かといってシリアスさがないわけではなく、コミカルとシリアスが丁度良いバランスで推移。まだ1巻のみですが、これから先の展開を大きく期待させてくれる作品です。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。