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Tag [続刊レビュー] 2011.11.18
作品紹介→*新作レビュー*藤間麗「黎明のアルカナ」
2巻レビュー→本領発揮しつつあります《続刊レビュー》藤間麗「黎明のアルカナ」2巻
3巻レビュー→ナカバの想いを知ってか知らずか、大きくなっていく物語:藤間麗「黎明のアルカナ」3巻
4巻レビュー→「なんかいつもと違って調子狂う(赤面)」みたいな感じがイイ!:藤間麗「黎明のアルカナ」4巻
5巻レビュー→段々と異世界ファンタジーの醍醐味が…:藤間麗「黎明のアルカナ」5巻
6巻レビュー→善人が敵役になるとき:藤間麗「黎明のアルカナ」6巻
7巻レビュー→幸せにできる愛し方、不幸にしかできない愛し方:藤間麗「黎明のアルカナ」7巻




1106079651.jpg藤間麗「黎明のアルカナ」(8)


本当の妻にして


■8巻発売しました。
 ベクルートの王子として、処刑される覚悟で帰国を決意したシーザ。政略結婚で無理矢理自分の元へと嫁がされて来たナカバを巻き込みたくないシーザは、ナカバを突き放しそのままリトアネルに残すことにする。けれど、冷たくされればされるほど、シーザへの想いが募るナカバは、シーザに対して…?
 

~ナカバの甘えん坊将軍さが上げ止まりません~
 8巻に入り、益々シリアスさが増してきましたが、同時に主要登場人物たちの人間関係もより醸成されたものに。特に「シーザが好き」という気持ちを自覚して以降の、ナカバの「愛されているがゆえの甘えっぷりと不安」の出っぷりがスゴくて、大枠としてのストーリー以上に、彼女のシーザに対する行動にばかり目が行ってしまいます。今回は、シーザとの今生の別れすらも覚悟しなくてはならない瀬戸際に立たされた夜での一件が、とにかくど真ん中ズドンの可愛らしさでした。処刑を覚悟してでもベクルートへ戻ることを決めたシーザに対して、一悶着あったあと…
 

黎明のアルカナ8-1
スリスリ攻撃(攻撃というか、めっちゃ甘えてる)



 おいおいどこのお嬢さんですかこの子は。初登場時のキッと相手を睨みつける、全てが敵とでも言うような尖ったナイフだったナカバはそこにはもういません。いるのは好きな相手にどこまでも甘える、普通の恋人としての女の子でした。例えばこういうシチュエーションは、「絶対平和大作戦」(→レビュー)でも見られたりしましたが、そちらのヒロインのユーダも割とツンが勝ってるしっかり者気質の女性。それまでため込んだ分、反動でがっつり甘えん坊さんになっちゃうんでしょうか。しかもこの後もずっとナカバのペース。どこの小悪魔ですかっていうこの…
 
 

黎明のアルカナ8-2
本当の妻にして


 これはエロい。いや、そもそも「本当の妻にして」っていう語感が不思議な響きです。「ドントクライ・ガール」(→レビュー)で「妻の時間割」という新たな言葉がありましたが、「妻」って割と魔法の言葉ですね。なんか使い方次第で無限の可能性が広がりそうです。
 

~ロキの過去が明らかに~
 今回もう一つ大きな動きとして、アルカナを通してロキの過去が明らかになったことがあります。今回の出来事で、今後の物語の展開に大きな影響を出しそうなことは明らか。特にナカバとロキの、これまでの関係を全く変異させてしまうような、そんな印象を受けました。今まではどちらかというと、ナカバがロキに頼るという力の向き方になっていたのですが、今回のアルカナでの透視によって、それが逆になるんじゃないかな、と。
 
 ロキはナカバのために手を汚し、結果的にそれが彼を苦しめ縛りつけるものになってしまっています。その汚れを洗い流すことはなくとも、受け入れ彼の存在意義をしっかりと確立してあげられるのは、他でもないナカバのみ。逆に言えば、彼女に認められ受け入れられることがなければ、ロキはどうしようもなくなってしまうという。元々本人の行動や言動からそういった欠片は散見されましたが、ここまでとなると重すぎて。本当に0か100かって感じですな。この状況でシーザに太刀打ちするとしたら、これくらいしないといけないのか。自分だったら受けとめきれなくて発狂しそう。ただでさえ背負うものが多すぎて苦しんでいるナカバに、さらなる重み。彼女の肩にのしかかる運命は、いつだって重たい。Amazonのレビューではマンネリ化であるとか、進み具合が遅いということを指摘するレビューが多数あがっているのですが、物語の進みを遅くする一番の足かせは他でもないこのロキであり、今回の一件で一層進みが遅くなりそうでもあります。


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Tag [続刊レビュー] 2011.08.17
作品紹介→*新作レビュー*藤間麗「黎明のアルカナ」
2巻レビュー→本領発揮しつつあります《続刊レビュー》藤間麗「黎明のアルカナ」2巻
3巻レビュー→ナカバの想いを知ってか知らずか、大きくなっていく物語:藤間麗「黎明のアルカナ」3巻
4巻レビュー→「なんかいつもと違って調子狂う(赤面)」みたいな感じがイイ!:藤間麗「黎明のアルカナ」4巻
5巻レビュー→段々と異世界ファンタジーの醍醐味が…:藤間麗「黎明のアルカナ」5巻
6巻レビュー→善人が敵役になるとき:藤間麗「黎明のアルカナ」6巻



1106035775.jpg藤間麗「黎明のアルカナ」(7)


誰にも言えない秘密があります


■7巻発売です。
 プリンセス・ナカバを守るため、カインを斬り捨てた従者・ロキ。しかしこのことで、王子・シーザは、兄殺しの汚名をきせられ、一行はナカバの母国・セナンへ逃れることに。そこに待っていたのは、冷酷なナカバのイトコ、セナンの第1王子・アデル!シーザとの結婚で変わったナカバに、嫉妬にも似た感情を抱くアデルは・・・?
 

~ナカバの恋する乙女っぷりが素敵すぎる~
 気がつけばもう7巻ですよ。いつしか物語は重厚感を増し、大きな世界観を見せるようになってきました。それでもこれはあくまで少女マンガ。ということで、ヒロインの恋愛模様がなければ真に盛り上がることはないし、あるからこそ余計に楽しい。序盤では反発しまくりのナカバでしたが、いつしかシーザに信頼を寄せ、こんなことまで言うように…
 
 
黎明のアルカナ7-1
き 嫌いにならないで……っ


 もうさらっと直前に「好きな人」とか言っちゃっていて、ナカバはどんだけシーザにハマってるんだろう、と。一気読みしていないせいか、未だに序盤の印象が強く、懐柔されてきているという認識はあるものの、ここまで強く彼を愛していただろうかと、久々に読んでビックリしたり。多分これからもずっと私は一回「おお!?」とかなってから読むことになりそうです。
 

~ロキの方が減点だなぁ。。。~
 俄然シーザ優勢の中進んでいるわけですが、ライバルであるロキやいかに。ここらで頑張ってほしいのですが、どうにも彼は上積みがないというか。シーザはマイナスからのスタートで、スタート時点ではロキの方が優勢だったはずなのですが、抜かれた後も盛り返す気配もなく、ただただ不穏な動きを重ねるばかりです。すべてが裏目というか。今回も、ナカバが城の中の様子を知らなかったことに対してシーザがかけた言葉に「減点」と言い放ったわけですが、その後のロキのこれが…
 

黎明のアルカナ7-2
もう完全にこちらの方が減点ですよね

 
 この発言、なんとなく「私はナカバのことをよく知ってる」的に発言されているように思えるのですが、そこにはシーザへの張り合いしかなく、ナカバへの思慮はゼロで、非常に浅はかに映ります。またその背景として、彼はナカバのことを「虐げられて育った不憫でかわいそうなお姫さま」として捉えているのではないかな、とも思えました。彼のナカバへの愛情は、そんな可哀想なお姫さまを唯一理解し守ることができるその立場にいるからこそ、生まれているのでは、と。それはいつだって、ナカバが不幸な立場にいる時にしか成り立ちません。それに対してシーザは、ベクルートの城での不遇を知りつつも、それを少しでも自分に重ね、今では彼女の魅力をしっかりと見出し、真にナカバを愛しつつあります。シーザと違い、ロキの行動が、どうしてもナカバをポジティブな方向に導くように思えないのは、そもそもの愛し方のスタート地点がネガティブなところにあるからではないでしょうか。
 
 なんてそれだけでロキが単純に行動しているようにも思えず。「誰にも言えない秘密があります」などと匂わせているように、彼にはまだまだ秘密が。一体どのような展開になるのか。もうお互いの関係は盤石の状態になりつつある、ナカバとシーザの横で、彼がどう動くのか、注目しましょう。 
 


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Tag [続刊レビュー] 2011.08.08
作品紹介→宮坂香帆「僕達は知ってしまった」
7巻レビュー→魅力再考…したかった《続刊レビュー》宮坂香帆「僕達は知ってしまった」
8巻レビュー→兄貴に全部持ってかれた《続刊レビュー》「僕達は知ってしまった」8巻
9巻レビュー→ダレルるかと思ったら、予想外に面白かったです:宮坂香帆「僕達は知ってしまった」9巻
10巻レビュー→まさにバカップルである:宮坂香帆「僕達は知ってしまった」10巻
11巻レビュー→私のコンロに火をつけて:宮坂香帆「僕達は知ってしまった」11巻



1106047143.jpg宮坂夏帆「僕達は知ってしまった」(12)


お…お兄ちゃん


■「本当はもっとことりに触れたい」
 雪斗の本心を聞き、ことりは戸惑い始める。その上、雪斗の女友達のことがきっかけで、ふたりは大げんか。一度は別れることになってしまった二人だけど、雪斗がことりを地元のお祭りに誘い、やっと仲直りをする。そして雪斗の想いに少しでも応えようと、ことりも頑張り始めるけれど・・。そしてついに、雪斗がこんな一言を…「今日帰り…オレん家寄ってく?」
 

~初体験手前の真剣でアホらしいせめぎ合いが楽し過ぎる~
 もう12巻か、いい加減マンネリしてくるだろ…(ページをめくる)…いやいや、全然面白い。そんなことを繰り返している気がしますが、ここ数巻で完全に面白さは別の方向へ飛んでいっている気がしますよ。初体験を手前にしてぶつかる、微妙な距離感。素直に「したいです…」なんて言えないし、どう持っていったら良いかわからない二人の慌てふためきぶりが実に微笑ましいです。1巻あたりでは非常に生意気で、余裕たっぷりの鬼畜風味のイケメンだった雪斗も、気がつけば…
 

使用前
僕達は知ってしまった12-1
 


使用後 
僕達は知ってしまった12-2
注:同一人物です



 誰だお前。童貞臭とかそういうの通り越して完全にアホ野郎ですよ、もう!!この手つきと目つきもさることながら、キレイに半開いた口がなんとも。男の子に下心がないなんて嘘で、多かれ少なかれ高校生の男子なんてこんなもの。ましてや付き合ってしばらく経った女の子がいれば、当たり前ですが欲求と言うのは強くなるわけで。ある意味では、ここ数巻の雪斗は非常に共感出来る存在であったりします。心理描写に関して言えば、むしろヒロインのことりよりも多いくらいで、こんなにもやりたい盛り・童貞盛りの男の子を少女漫画でフィーチャーするってどういう狙いなんだろう、なんて思ったりもするのですが、こんな彼の悶々具合を見て、読者の女性の皆さんが少しでも男子に対して寛容な気持ちを持ってくださると、一男子としては嬉しいです。恋をしたことで、どんどんカッコ悪く(でも愛らしく)なっていく雪斗ですが、これはやっぱり男の子だからでしょうか。「恋は女性を美しくする」なんて言葉があるぐらいですから、ことりはきれいにきれいになっているはずです…



僕達は知ってしまった12-3
……。



 梶ことり、お前もか…。ある意味すごく似ている二人、お前ら相性抜群だよ!絶対!と言いたくなります。しかしながら彼女はさすがに口は閉じていて、しかも表情が職人っぽい感じが。彼女の方が触り方が上手いんじゃないのかな、とか無意味な想像をしてみたり。
 
 さてさて、二人は無事にその日を迎えることが出来るのでしょうかね。2巻近く引っぱってますが、ここでのせめぎ合いがなかなか面白いので、もう1巻分くらい引き延ばしてくれても、個人的には全然構わないです。けど、雪斗からしたらそんなに我慢できないか(笑)今回の雪斗の壊れっぷりには本当に勇気づけられるというか、頑張って欲しいなぁと。いつのまにか、大好きなキャラになっていましたよー。特にこれとか…
 

僕達は知ってしまった12-4
いつ…する?(ひどい発言)
 

 見た瞬間に思わず吹き出してしまいました。これって発言的に最低と言えなくもないんですが、あまりに真剣なためにことりも蔑ろにできないっていう(笑)ここでもしことりがふざけた回答をしたもんなら、きっと雪斗は泣き出したんじゃないかとすら思ってしまいます。なんて、12巻で何よりにやにやしてしまったのは、ことり相手の彼ではなく、兄と対峙したときの「お兄ちゃん」だったのでした。あれは萌えるのです。。。。


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Tag [続刊レビュー] 2011.07.20
作品紹介→…先生、はじめてキスしたのっていつ?:藤原よしこ「だから恋とよばないで」1巻
2巻レビュー→こんなに近くにいて、絶対に届かない:藤原よしこ「だから恋とよばないで」2巻
3巻レビュー→先生のこと 好きでいても…いいですか?:藤原よしこ「だから恋とよばないで」3巻
関連作品レビュー→やっぱり私は、どうしようもなくこの作品が好きなのだ《続刊レビュー》「恋したがりのブルー」6巻




1106035842.jpg藤原よしこ「だから恋とよばないで」(1)


どうしよう
抱きしめたい



■4巻発売です。
 望みがなくても、ずっと先生を好きでい続けよう。そう決めた心。しかしそんな心の気持ちを、「高柳にとっては迷惑だ」と不破くんは言い放つ。図星をさされた心はいたたまれなくなり、ついに不破くんと喧嘩をしてしまう。翌日謝る心に対して、不破くんの口から出てきたのは、意外な言葉で…!?心をめぐる人間模様が大きく動き出す、募る想いに涙がこぼれる、きらめく青春ストーリー、第4巻です。


~物語が大きく動き出した4巻~
 待っていた続刊の登場ですが、読んでビックリ。こんなにもこの巻でお話が動いてくるとは…!もう全てのシーンがハイライト、どこをとっても見どころというような、濃密な内容となっていました。そのため、どこをピックアップしても過剰なネタバレになってしまいそうで、レビューをお届けする側としては、すごく書きたいのに書けない…!というような状況で若干歯がゆかったりします(笑)というわけで、今回はイベントではなく、なるべくなるべく、登場人物の心情と行動に寄ったレビューをお届けしてみたいと思います。

 

~「先生」が好き~

 心が先生のことをハッキリと「好き」だと自覚したのはいつだったでしょうか。気がつけばもうどこにいたって先生のことを考えてしまうくらい、先生のことを想ってしまっている彼女ですが、今回はちょっとした心情の変化が表れていました。言うなれば、想いがより強くなって、もうどうしようもない状態になっているのかな、っていう。心は先生のどんな所が好きなのか、3巻までの時点では、心はこんな風に思っていました。
 

いっしょうけんめい
「先生」やってる
先生が
好きなんです
あたし


 心にとってジローは、一生懸命先生をしているその姿が好きだったようです。けれどもそれは同時に、彼女にとって明るい未来を望まなくさせることでもあるわけで。先生が「先生」をすればするほど、心の想いは受けとめられることはなくなるのですから。そして3巻で心が辿りついた結論が、「望まない。けれど、それでも好きでいる。」ということでした。けれどもそんな不毛な考えに、耐えられるはずもなく、心はこんなことを…
 

先生が
ちゃんと「先生」をがんばれますように




だから恋とよばないで4-1
先生が、先生じゃなかったらいいのに


 ついに漏れた本音。彼女の想いはより一層強くなり、もう抑えられないものにまでなっていました。「先生」を頑張る先生のところが好きなのに、本当に望むのは先生が先生じゃなければいいというもの。切ない、切ないです。直前のお願いごとも、その殆どが教師としての生活を願うものであったりして、ほんとうに良い子だなぁ、と。そんな子がふと漏らす、本音。でも決して面と向かって相手には言わない、優しさと強さがあります。藤原よしこ先生の描くヒロインは、揃ってそういう子達なのですが、そういう所が本当に魅力的だし、尊敬できるところでもあります。
 
 そしてやがて彼女の「好き」という気持ちは、こんなものに変化するんですね。「どんなところが良いのか?」と尋ねられた心は、こんなことを思っていました
 

だから恋とよばないで4-2
どこがなんて
うまく言えない



 トータルで、とにかく先生が好き。想いが募れば募るほど、はっきりとわかる「好き」という気持ちに反して、その中身を言葉で表すのは難しくなります。この一連の変化を見て、確実に心の先生に対する想いは、積み重なってきているのだなぁと感じられ、微笑ましくそして同時に、なんだかとても切なかったです。


~頭なで安定です!~
 さて、今回ついにキスが飛び出したわけですが、それでも私は頭なでを推したいのです!もちろん今回のキスも、1巻の時に新田くんにキスをされて落ち込んでいるときに、先生に「本当に好きな人とはじめてキスをしたのは17のときだった」と言われて、そして今回、心もついに。。。なんて流れがあって、結構感動的ではあるのですが、それでも個人的には、突然のキスより、安定の頭なで。そもそもこの二人の関係において、頭なでという行為は絶対に外せないスキンシップなんですから。恐らく心が、ジローのことをはじめて意識したのが、落ち込んでいる時に頭をポンポンしてもらったとき、
 

だから恋とよばないで4-3
また頭ポンポンって
してくれる?


 
 なんて言葉からはじまり、以降度々、頭をなでをしたりされたりしてきました。だからキスの後の…



だから恋とよばないで4-4
 この頭なではなんだかすごく安心すると同時に、やたらとニヤニヤしてしまって、たぶんすごく自分きもかったです。いつもはおだんごがあって、そこを撫でるような形だったのですが、今回は髪はほどいた状態。頭というよりは、春風にゆれるその長い髪を撫でるような感覚で、なんだかやたらとリアルにこの光景が脳内変換されました。いつまでも触られてたいって、良いですね良いですね!

 そうそう、この直前で心は先生を抱きしめたり、またそれまでにも彼女は先生を励ましたりする行動をたくさん。この光景を見て、もうこれって恋っていうか愛だよなぁとすら。とてもじゃないけれど、恋だなんて呼べないです、はい。


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Tag [新作レビュー] 2011.05.03
1106016249.jpg高宮智「かんちがい姫と嘘つき僕」


だから
ずっと私に従い傅いてなさいよ?



■美少女・まゆりは、全寮制の女子校で、先輩の晶と同室になることに。学年が違うもの同士が同室になるというのは、異例中の異例。ましてや相手は、生徒たちの憧れの的の、麗しき生徒会長…。ところが同じ部屋になってみてびっくり。誰もが羨む美人生徒会長・晶には、大きな秘密があって…!?昼は女装してボディーガード、夜は添い寝のサービス付き、ニヤニヤドキドキがとまらない、主従コメディ!

 高宮智先生の新作でございます!わーい久々ですごく嬉しいです!というわけで、勘違いお嬢様(育ちは普通)と、僕志願の女装少年の組み合わせで送るラブコメでございます。ヒロインは、実際可愛いけど自分でも超絶かわいいと思っているために、可愛さ半減な残念な女の子・まゆり。意気揚々と有名な全寮制のお嬢様学校に入学するのですが、なぜか上級生と同室になることに。しかもお相手は生徒たちの憧れの的で、生徒会長の晶。異例中の異例という措置にも関わらず、物怖じしないまゆりは食わんばかりの勢いで部屋に乗り込みます。しかしそこで目にしたのは、驚きの光景。そこにいるのは、麗しの美女…ではなく、男の子!!しかも早々に、「自分をまゆりの僕(しもべ)にしてくれ」なんて懇願してくるではないですか!!「僕…なんて甘美な響き…今まで自分に僕がいなかったのが不思議だわ」という非常におめでたい思考を巡らせたまゆりは、すんなりOK。しかし当然のことながら、晶にはとある意図があって…というお話。


かんちがい姫と嘘つき僕1
ウェルカム僕!
清々しいほどノリの良いアホな子である。ツンデレ臭さを匂わせておりますが、ツンってよりもほんとに勘違いして突っ走ってるだけなので、そういう成分は薄めな印象です。


 なんで女装少年がおるねんという話ですが、晶は大資産家の息子でその身を狙われることもしばしば。そのため身内の多いこの女子校に、女子として入学しているということなのです。まゆりを同室にしたのは、単純に一目惚れしたから。ようするにがっつり肉食系の相手役なのですが、それに負けず劣らずな勢いとバカさかげんをもってヒロインも対抗。主導権の奪い合いが繰り広げられる、非常に忙しなくも面白いものがたりとなっています。
 
 とにかくヒロインのまゆりがかわいいです。高宮智先生の描くちっちゃい残念少女は、とにかく鉄板なのですが、この子も例外にあらず。実際かわいいのだけど、とにかくアホ子で自信過剰なため、基本的には空回り、空滑り。またお嬢様っぽく見せて、生家はどちらかというと中流階級と、この辺もまたツボを押さえてます。まさに「かんちがい姫」という言葉がぴったりの彼女。もちろん晶との関係に於いても勘違い。自分が主人となって、僕を従えていると思いきや…
 
 
かんちがい姫と嘘つき僕2
むしろその様子は、主人に甘える飼い犬のよう
 
 
 Sっ気たっぷりで、かつ相手を手のひらの上で遊ばせる術を心得ているという、なかなかにやりにくい相手・晶。そりゃあ勝てないです。単純にこのふたりのかけ合いだけでも楽しいのですが、この作品はもう一つおまけが。それが、女装をした晶との百合っぷるっぽい絡み。基本的に女装中は大人しい晶(これも戦略?)が、まゆりのわがままにはいはいと付き合うその様が美しい…!
 
 高宮作品ということで、ストーリー展開がどうなのかが鍵になるのですが、本作に関して言えばそこまで大きな話の筋は存在せず、設定に飲み込まれてアンバランスになるなんてことはありません。やや物語性に欠けるかな、と思う節はあれど、はちゃめちゃやるにはこのくらいの自由度があるほうがやりやすいのかもしれません。久々に自由にあれこれやってるという感じの作品を読めて、個人的には嬉しかったです。ここ数作は、どちらかというとしっとりとした作品が多かったので、余計に楽しく感じられたというか。1巻完結というのも丁度良い長さ。気になった方は、是非ともどうぞ。


【男性へのガイド】
→高宮作品はたとえ相手役が鬼畜などSであってもヒロインの可愛さで全部持って行ってしまうだけの力があると思ってます。この作品もそう。
【感想まとめ】
→キャラ+ストーリー揃った状態でオススメしたいので、タグ付けないですが、とても楽しいし読みやすい作品だとおもいます。こういうノリの作品がやっぱり好きですねぇ。


■作者他作品レビュー
狼耳の凸凹コンビが、学園中を駆け回る!:高宮智「フルムーン ジョーカー」
ちゅちゅでの最後の作品を収録した、高宮智ファンには堪らない一冊:高宮智「S×M」
高宮智「ソラオト」
高宮智「わたしのおくすり」
高宮智「今宵音降る空の下」
高宮智「HEAVEN’SWILL」


作品DATA
■著者:高宮智
■出版社:小学館
■レーベル:Cheeese!フラワーコミックス
■掲載誌:Cheese!(連載中)
■全1巻
■価格:400円+税


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かくかくしかじか
東村アキコ「かくかくしかじか」(1)
レビュー
東村アキコ先生が贈る、美大受験期の自伝漫画。東村アキコ作品らしい勢いの良さだけでなく、急転してのシリアスな締めなど、一冊に笑いと感動が詰め込まれた贅沢な作品。




王国の子
びっけ「王国の子」(1)
レビュー
稀代のストーリーテラー・びっけ先生が描く“影武者”もの。王位継承権を持つ王女の影武者に、町の芝居小屋で役者をしていた少年が選ばれるというストーリー。良く練られた背景を説明するために、1巻まるまる使うような、重みと読み応えのある一作。




シリウスと繭
小森羊仔「シリウスと繭」(1)
レビュー
2012年で一番の掘り出し物。独特の絵柄で描き出すのは、どこにでもあるような高校生の恋愛模様。けれどもそんなありふれた感情を、ゆっくりと丁寧に描くことで、なんともいえない味わい深さが生まれています。出会いから仲良くなる過程、そして恋を自覚し、葛藤する様子まで、その全てが瑞々しさに溢れていて、なんとも愛おしい。




トーチソング・エコロジー
いくえみ綾「トーチソング・エコロジー」(1)
レビュー
売れない役者が、役者仲間を亡くしたと思ったら、お次は隣に高校の同級生が越してきて、さらには何やら自分にしか見えない子どもの姿が見えるように…。どこかゆるさのある不思議なテイストのお話なのですが、いくえみ作品で実績のある「ある者の死と、残された者の感情」を描き出す類いの作品ということで、この先きっと面白くなってくることでしょう。




BEARBEAR
池ジュン子「BEAR BEAR」(1)
レビュー
高校生には到底見えないロリっ子ヒロインが好きになったのは、遊園地のクマの着ぐるみ。着ぐるみの中身は同じ学校の子で、結局付き合うことになるものの、その後も変わらず相手はクマの被り物をしているという、シュールな光景が繰り広げられます。なんとも奇妙な相手役、かつなんともかわいらしいヒロインの、初々しいやりとりに終始ニヤニヤ。




かみのすまうところ。
有永イネ「かみのすまうところ。」(1)
レビュー
期待の若手作家・有永イネ先生の初オリジナル連載作は、宮大工の世界をファンタジックに、そしてファンシーに描いた青春ストーリー。宮大工という伝統ある重厚な世界を、美少女な神様をはじめ、これでもかとポップに描き出します。かといってシリアスさがないわけではなく、コミカルとシリアスが丁度良いバランスで推移。まだ1巻のみですが、これから先の展開を大きく期待させてくれる作品です。
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