このエントリーをはてなブックマークに追加
--.--.--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
カテゴリスポンサー広告||TOP▲
このエントリーをはてなブックマークに追加
Tag [4コマ] 2009.06.09
07203992.jpg辻灯子「ただいま勉強中」(1)


「ありがとう
 小学校からずっと来ては勉強見てくれて」
「別に…お隣さんだし」
「隣ったって片道30分なんだけど」



■2巻発売しました。
 私立うらら女子高。家政科と体育科、普通科を持つこの高校は、人里離れた田舎に建っている。普通科1年、実直だけど不器用で鈍臭い由良と、器用だけど天の邪鬼な飛鳥は、小学生の頃からの幼なじみ。高校生になった今も、仲良く一緒に学校に通っている。由良と飛鳥の幼なじみ凸凹コンビを中心に、個性派揃いの面々が織り成す、ゆったり楽しい毎日を、あなたも少し覗いてみましょう…!

 田舎の女子高の日常を描いた学園4コマです。ヒロインは1巻表紙にいる由良。見ためだけなら、成績優秀なしっかり者。しかし実際は、鈍臭くて勉強は苦手、実直だけどとにかく要領が悪いという損な性格の持ち主です。そんな彼女の親友が、器用で成績優秀、だけど天の邪鬼で若干ぬけたところがある飛鳥。ヒロインは由良ですが、ストーリーを先導するのは彼女。またその他に、独身に悩む担任や、オカルトにハマるクラスメイト、イケメンのバレー部員と、彼女に憧れる後輩など、メインキャラは多彩。そんな彼女達の繰り広げる、田舎時間な毎日を、ゆったり描いていきます。


ただいま勉強中
すごいわかる。レトルト臭いカレーが無性に食べたくなる時ありますよね。


 雰囲気が非常に良い作品です。舞台が田舎ということもあってか、とにかくゆったりとした雰囲気。ガツガツしたところがなく、ネタやオチも穏やかな印象。しかしながらそれは、4コマとして考えると致命傷になってしまいます。4コマは、4コマ目ごとにハッキリとしたオチをつけて、明確に区切るのがセオリーなのですが、この作品の場合それが弱いです。また4コマ用のキャラ作りじゃない感じも。もうちょっとキャラを作った感じにしても良いと思うんですが。もしこれが4コマじゃなく、普通に田舎の女子高生を描くだけの漫画だったら、きっと良い作品になっただろうなぁ、なんて思います。とにかくもったいないという印象。
 
 バレー部員・森葉菜子が、「みなみけ」の真紀と被って見えた。こういうキャラは話を動かしてくれるので重宝しますよね。ま、好きなのは飛鳥ですけど。


【オトコ向け度:☆☆☆  】
→この空気感が好きだいう人もいると思います。
【私的お薦め度:☆☆   】
→4コマじゃなければ…というのは暴論でしょうか。設定を生かしきれてないというよりは、4コマ用にしきれなかった感が強い、実にもったいない作品だと思います。


作品DATA
■著者:辻灯子
■出版社:芳文社
■レーベル:MANGA TIME COMICS
■掲載誌:まんがホーム(2006年9月号~11月号),まんがタイムジャンボ(2007年1月号~12月号),まんがタイムラブリー(2007年3月号~連載中)
■既刊2巻

■購入する→Amazonbk1

カテゴリ「まんがタイムラブリー」コメント (0)トラックバック(0)TOP▲
このエントリーをはてなブックマークに追加
Tag [4コマ] 2009.03.12
天使な小悪魔芳原のぞみ「天使な小悪魔」


ええっ
ママの子供!?
しかも20歳!?



■4巻発売しました。
 どう見たって小学生の山田まるこは、これでも20歳。父はホストクラブの経営者で母は高級クラブのママ、そして兄はナンバーワンホストと、お水の道のサラブレッドの血が流れている。しかしこの容姿ではホステスとしては使えない…そう悩む母だったが、とりあえずお店に出してみることに。母の心配とは裏腹に、あたたかく血の通った接客で次々上客をゲットしていくまる。気がついてみれば、ダントツでナンバーワンに。華々しいデビューで、まるのホステスとしての道が始まった!!
 
 表紙見たときは、子持ちホステスの話なのかなぁなんて思ったのですが違いました。このお話のヒロインは、表紙のちっこい方(デフォルメ状態です)で、20歳でナンバーワンのまる。同じクラブのママをしている母親に、ホストクラブの経営者と、そこのナンバーワンホストで共にまるを溺愛している父と兄という家族構成の中育ちました。では表紙のもうひとりの女性は誰かというと、まると同い年の同僚で、ナンバーツーのマリア。地顔が地味な化粧美人の彼女は、他のホステスに妬まれたまるを擁護したことがきっかけでまるに懐かれ、以後親友に。この他にも、まるに恋する人気アイドル・カイトなんてキャラも登場。濃いキャラが集うクラブ華園の毎日を描いていきます。


天使な小悪魔
デフォルメなしだとこんな感じ。「ママレードボーイ」の光希に似てる。


 特徴のあるヒロインですが、彼女だけで話を展開させるかというとそうではなく、同僚のマリアとの絡みで展開。さらにヒロインに恋するアイドルも登場させるのですが、彼は必要だったのかな?と個人的には思います。キャラ重視とはいえ、十分個性的な面々が揃っている中に、さらに俺サマタイプの芸能人を投入するのは、脈絡がないうえに設定が大きすぎるような気がして、少々ウルサくなりすぎるんじゃないかなぁと。
 
 ダブルヒロイン状態のマリア。この話のミソは全て彼女にあると言っても過言じゃないのではないでしょうか?高校時代は地味でクラスでも馬鹿にされていた彼女。恋する相手はいたものの、遠くから見つめているだけ。それをバネに、メイクの腕を磨き売れっ子ホステスになった彼女。とはいえ本質は変わらず、男性に対しては慎重。そんなある日、初恋の相手に再会。その相手はなんとまるの兄だった…。なんて展開なのですが、彼女の存在があることで、現実離れしていきそうな物語の流れを引き戻し、ギリギリ現実ベースのところで踏みとどまれています。


【オトコ向け度:☆☆   】
→元少女漫画家さんの作品ということで、基本的には女性向きの作り。とはいえ4コマは男女問わず読みやすいものだと思うので。
【私的お薦め度:☆☆☆  】
→マリアさんありきだとは思うのですが、それなりに面白いです。少女漫画あがりで、デフォルメとシリアスとタッチを替えるので、空気はわかりやすくなっています。「みなみけ」の桜場コハルさんみたいな感じですかね、あっちはシリアス絵をネタとして使うわけですが。


作品DATA
■著者:芳原のぞみ
■出版社:芳文社
■レーベル:MANGA TIME COMICS
■掲載誌:まんがタイムジャンボ(2005年7月号~連載中)、まんがタイムラブリー(2006年3月号~連載中)
■既刊4巻

Amazonで購入する
カテゴリ「まんがタイムラブリー」コメント (1)トラックバック(0)TOP▲
このエントリーをはてなブックマークに追加
Tag [4コマ] [新作レビュー] 2009.03.12
つぼみ園おーはしるい「Welcome!つぼみ園」


あーっかわいいたのしい♡
大好きだちびたち♡
   でも 時々「ふっ」と考える
私はあの「大好きだった先生」みたいになれるんだろうか?



■桐原ことみ、20歳。歌も楽器も工作もお料理も苦手…でも、子供が好きだという気持ちなら誰にも負けない。そんな彼女が就職先に選んだのが、保育園のときから憧れていた伝説の保育士さんが経営する、無認可の保育園・つぼみ園。学生時代からの同級生と一緒に、今日も明るく楽しく元気に働いています!

 新米保育士・ことみの成長を描いた4コマです。音痴で料理下手、手先も不器用な超ドジッ子、保育士としては少々難ありなことみですが、子供が好きの一心で毎日楽しく頑張っています。そんな彼女の同僚で、学生時代から一緒なのが、お調子者でことみが好きな東馬と、お金が好きなクールビューティー櫻子。そこに伝説の保育士・中山先生と、父子家庭の園児・あゆむとその父を加えて話が展開されます。
 

つぼみ園
ゆっくりしていってね!!!


 お仕事ものではありますが、父子家庭の園児・あゆむとの関係を中心に描くことで、家族愛を描き、さらにはその父を登場させ、東馬とでことみを争う三角関係を形成し恋愛要素もカバー。ただ日常を描くのではなく、ちゃんと物語として進行していくのは好印象。園児を起点にってのは「まつのべっ!」と似ていますが、こちらはあくまで保育士としての自身の成長と、園児との関係を描くのがメイン。このほのぼの感と、時折みせるあたたかさは、いかにも4コマ読んでるって感じがして良いですね。
 
 ちなみに伝説の園長は著者の前作「会計チーフはゆーうつ」の登場人物なので、ある意味スピンオフと言えるかもしれません。また無認可保育園というのは、違法というわけではなく、私立みたいなものだと思ってください。 


【オトコ向け度:☆☆   】
→芳文社らしいオーソドックスな4コマ。「きらら」レーベルじゃなくてね。
【私的お薦め度:☆☆☆  】
→ほのぼのしつつも物語はしっかり進行。さすがベテラン。上手に作られていると思います。


作品DATA
■著者:おーはしるい 作者サイト→「■るいまる■
■出版社:芳文社
■レーベル:MANGA TIME COMICS
■掲載誌:まんがタイムラブリー(2007年8月号~連載中)
■既刊1巻
■価格:619円+税

Amazonで購入する
カテゴリ「まんがタイムラブリー」コメント (0)トラックバック(0)TOP▲
検索フォーム
最新記事
カテゴリ
タグカテゴリ
月別アーカイブ
リンク
プロフィール

Author:いづき
20代男、Macユーザー。野球はヤクルト、NBAはマジックが好きです。

文章のご依頼など、大事なお話は下記メールアドレスへお願い致します。


■Twitter
@k_iduki

■Mail
k.iduki1791@gmail.com
※クリックでメール作成
RSSフィード
▽最新記事のRSSを購読

a_m.jpg
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

Power Push
2012年オススメはコチラ→2012年オススメ作品集


かくかくしかじか
東村アキコ「かくかくしかじか」(1)
レビュー
東村アキコ先生が贈る、美大受験期の自伝漫画。東村アキコ作品らしい勢いの良さだけでなく、急転してのシリアスな締めなど、一冊に笑いと感動が詰め込まれた贅沢な作品。




王国の子
びっけ「王国の子」(1)
レビュー
稀代のストーリーテラー・びっけ先生が描く“影武者”もの。王位継承権を持つ王女の影武者に、町の芝居小屋で役者をしていた少年が選ばれるというストーリー。良く練られた背景を説明するために、1巻まるまる使うような、重みと読み応えのある一作。




シリウスと繭
小森羊仔「シリウスと繭」(1)
レビュー
2012年で一番の掘り出し物。独特の絵柄で描き出すのは、どこにでもあるような高校生の恋愛模様。けれどもそんなありふれた感情を、ゆっくりと丁寧に描くことで、なんともいえない味わい深さが生まれています。出会いから仲良くなる過程、そして恋を自覚し、葛藤する様子まで、その全てが瑞々しさに溢れていて、なんとも愛おしい。




トーチソング・エコロジー
いくえみ綾「トーチソング・エコロジー」(1)
レビュー
売れない役者が、役者仲間を亡くしたと思ったら、お次は隣に高校の同級生が越してきて、さらには何やら自分にしか見えない子どもの姿が見えるように…。どこかゆるさのある不思議なテイストのお話なのですが、いくえみ作品で実績のある「ある者の死と、残された者の感情」を描き出す類いの作品ということで、この先きっと面白くなってくることでしょう。




BEARBEAR
池ジュン子「BEAR BEAR」(1)
レビュー
高校生には到底見えないロリっ子ヒロインが好きになったのは、遊園地のクマの着ぐるみ。着ぐるみの中身は同じ学校の子で、結局付き合うことになるものの、その後も変わらず相手はクマの被り物をしているという、シュールな光景が繰り広げられます。なんとも奇妙な相手役、かつなんともかわいらしいヒロインの、初々しいやりとりに終始ニヤニヤ。




かみのすまうところ。
有永イネ「かみのすまうところ。」(1)
レビュー
期待の若手作家・有永イネ先生の初オリジナル連載作は、宮大工の世界をファンタジックに、そしてファンシーに描いた青春ストーリー。宮大工という伝統ある重厚な世界を、美少女な神様をはじめ、これでもかとポップに描き出します。かといってシリアスさがないわけではなく、コミカルとシリアスが丁度良いバランスで推移。まだ1巻のみですが、これから先の展開を大きく期待させてくれる作品です。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。